ここからの戦いに向けて何を見せてくれるか 2022年9月3日(土) J3第23節 ホーム 福島ユナイテッド 戦
1 これまでの対戦成績など
福島との対戦成績は、6勝6分4敗。
でも、ホームの方が対戦成績が悪く、2勝3分3敗です。
振り返るとホームでの勝利は2018年以来なく、ここ3年間は1分2敗です。
カターレの試合は割と少ない得点で推移する試合が多い印象ですが、このカードのホーム戦は2試合連続で両チーム複数得点の試合が続いていますし、どちらかが無得点で終わったのは2018年まで遡らなければありません。
今年のアウェイでの試合は1−1の引き分け。
6連勝、そして5試合連続無失点でストップさせられた試合でした。
富山の得点者は神山のJ初ゴール、福島は橋本陸がゴールしています。
思えばこの試合以降、ずっと失点が続いています。
福島のセンターバックを務める雪江が出場停止です。
2 福島ユナイテッドFC
福島のここまでの成績は8勝7分7敗で現在9位。
シーズン序盤は好調で首位にも立っていましたが、第10節以降8試合勝ちなしというのがあり、一気に順位を落としてしまいました。
ただ、ここに来て、八戸、相模原に連勝して調子を上げて来ています。
相模原戦は第20節の延期分として火曜日に行われており、3連戦の3戦目ということになります。
26得点は10位、24失点は7位と、大量失点した試合が2試合ありましたが、守備は固い印象です。
ただ、その守備に貢献して来たと思われるセンターバックの雪江が出場停止ということでその影響はあるかもしれません。
8得点でチーム得点王の高橋ですが、この2試合ではメンバー外になっています。
そのほかでは橋本、長野、新井が3得点で、攻撃の要を失っているのですが、その中で連勝しているということはチームが結束している証拠です。
連勝中のメンバーを見ていると徳島から移籍して来たボランチの大森が入って来てから連勝しているので、彼の存在が大きいのかもしれません。
また、ハイライトを見るととにかくGK山本海人の牙城が固いです。
ここを突破できるかが鍵になりそうです。
前節の3得点はいずれも途中出場の選手で、波に乗っています。
3 カターレ富山
前節、落としてはいけない鳥取戦で星を落としてしまい、かなり苦しくなりました。
まだ試合数は残っているものの赤信号に近い黄信号がともっていると言ってもいいでしょう。
7月から8月で完封負けが3試合。
毎試合8試合連続で失点しており、その一方で最大得点は2点。
2点取った試合は勝っていますが、それ以外の試合は引き分け以下になっています。
この2か月間の得点は、大野が3、林堂が2、神山、川西、椎名が1。
何とか2点以上取って勝ちに結びつけたいところです。
最近は大野へのマークも強くなっており、なかなかゴールを奪うことが難しくなっています。
現在は大野が出れば彼にボールを集めるという形になりますが、大野が出ていない時間は攻撃していても、誰が決めるのかの形が曖昧なように思います。
本来得点力のある川西がゲームメイクをすることが多く、肝心のゴール前での決定力が乏しい。
川西にはゴール前の仕事に集中して欲しく思っており、代わりに誰かにゲームメイクを任せられないか(末木か松本あたり)と考えています。
負けの後でさすがにメンバーはある程度変えてくるでしょうが、前線のテコ入れが必須ではないでしょうか。
4 この試合に望むこと
もちろん勝利は最低限として、まずその前にとにかくまだ昇格をあきらめていないという姿勢を見せてほしいです。
今、予想されるのは前節ミスの多かった碓井を外すことですが、それだけではなく、もっと大きなテコ入れが必要ではないかと感じています。
チェン・ビンビンの起用はあるかもしれません。
ただ現在の閉塞感が漂って来たメンバー選考に新風を吹かせてほしいなと思います。
5 参考情報
マッチデープログラム
この試合も声出し応援対象試合。
そして高岡市の日で、万葉の里高岡の出店があります。
そのほか、縁日ブースのほか、富山サンダーブースのライティも登場します。
番記者赤壁さんのプレビューです。
Jリーグ公式のプレビュー記事です。