J2初年度以来11年ぶりの勝利を 水曜はロアッソ熊本戦
水曜日の12月9日、カターレ富山はアウェイでロアッソ熊本と対戦する。
現在、4連勝中で遅ればせながら5位まで上がって来ているカターレ。
残り3試合で2位長野と勝ち点5差は苦しいことには違いないが、それでも、27節終了時点では、2位長野と11差だったことを考えると、そこから4試合でよくここまで詰めてきたとは思う。
対戦相手の熊本はここのところ調子を落としており、7試合勝ちがない。
前節も終了間際に岩手に追いつかれている。
ただ調子は落としているとはいえ、この試合を勝たないとほぼ確実に昇格の可能性が消えてしまう熊本はホームで死に物狂いで来るだろう。
得点王の谷口、前回の対戦でゴールを決められた高橋、スーパーサブの浅川と得点源は多い。
ここ最近は複数失点を許す試合が多く、勝てない試合が続いているが、得点力はあるチームだ。
先制点を与えると苦しくなる。
カターレは、中3日の試合ということでどんなスタメンで来るか。
今季は水曜の試合はターンオーバーで大きく変えることが多いが、今回はどうするか。
結果が出ているところだけにメンバーを変えるのが勇気がいるところだが、前節のメンバーを考えると、この熊本戦を見据えてスタメンから外す、またはメンバーから外した選手が何人かいたように思う。
パッと思いつくのは3人くらいだが、さらにその次の今治戦も見据えてどうするのか安達監督の采配が見所だ。
熊本との対戦成績はカターレから見て、2勝5分9敗と圧倒的に分が悪い。
勝ったのはJ2初年度の2009年まで遡る。
初の対戦はホームで野嶋のゴールで勝利、次はアウェイで永冨、石田、西野のゴールで勝利している。
どれも懐かしい名前ばかりだ。
それ以降は、全く勝てていない。
ただ勝つしかない状況は変わりなく、さすがにこの負の歴史は終わりにしたい。
結局2010年代は1勝もできなかったことになったが、今は2020年、時代は変わった。
この試合で勝ちを逃すことは、ほぼ昇格を逃すことと同義だ。
勝てば望みはつながるが、引き分けたとしても長野が勝利すればその時点で可能性はなくなる。
熊本はもっと条件が厳しく引き分けたら長野が引き分け以上か相模原の勝利で可能性は消える。
どちらも勝つしかない試合は激しい試合になることが予想される。
こんな時は痛み分けになる傾向もあるが、そうなってはお互いに負けに等しい。
相手は強いが、心を鬼にしてしっかりと勝ちきってほしい。
困難なミッションを成し遂げてホーム最終戦まで望みをつなぎたい。
カターレ通信2020
番記者赤壁さんのプレビューです。
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