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女子ACL決勝に向けて仁川現代製鉄レッドエンジェルズについて調べてみた

 2024年5月10日金曜日18時より浦和駒場スタジアムにて、女子クラブ版ACLのプレ大会に位置付けられているAFC Women’sClub Championship 2023 – Invitational Tournament Final が開催されます!
一度は決勝戦の中止という謎の出来事があったものの、各所の尽力により無事試合が開催されることになりました。(中止理由の詳細は不明)

 我らが三菱重工浦和レッズレディースが決勝で対戦する相手は、韓国WKリーグに所属する仁川現代製鉄レッドエンジェルズ(以下仁川)です。2023年11月のグループステージでグループBの本命であるシドニーFCを破って決勝に進出した以外、仁川について何も知りませんでした。そこで今回の対戦相手である仁川についてまとめてみました。なお、筆者は韓国語を全く読めないため、固有名詞含むハングル表記の文章の読解は全て自動翻訳頼りである事をご承知おきください。


仁川現代製鉄レッドエンジェルズとは?

 韓国北西部・仁川を本拠地とする女子サッカークラブ。運営母体は現代自動車系列の現代製鉄。1993年に実業団として設立された。WKリーグには2009年の開始直後から参戦し、2009-2012年はチャンピオンシップで敗れ準優勝に終わるものの、2013年以降現在に至るまで毎年優勝し続け現在11連覇中の韓国で最も強い女子サッカークラブ。
 今シーズンはリーグ戦10試合を終えて6勝4分0敗、首位に位置している。直近の試合は5/6に開催されたアウェーゲームで、5位の世宗スポーツTOTO WFCと対戦し0-0のスコアレスドローとなっている。

そもそもWKリーグってどんなリーグ?

 8クラブが所属するセミプロリーグ。ホーム&アウェーでの試合を2回ずつ繰り返し、シーズン合計28試合を戦う。シーズンの最終順位は、2位と3位のチームが対戦し、勝ち上がったクラブがリーグ1位と対戦するチャンピオンシップ形式で決定する。ちなみに11連覇中の仁川はリーグ戦順位を11年間首位で終えた上で、このチャンピオンシップも勝利し続けている。凄い。
 2024シーズンは3/16に開幕し、9/26閉幕予定。オリンピックなど代表戦による中断期間も挟まれるため日程はかなりハードで、中2~4日程度で移動を挟みながら開催される試合が非常に多い。

試合映像が見てみたい

 WKリーグはほとんどの試合を公式YouTubeチャンネルで配信しており、日本からも視聴可能である。

第8節仁川VS慶州KHNP WFCを見てみた

 10試合を終えて4位に位置する慶州KHNP WFC(Korea Hydro & Nuclear Power Women’s Football Club 以下慶州)との試合を視聴した。この試合を選んだ理由は、仁川の直近3試合のうち対戦相手の順位が最も高く、あまり順位に開きのある他のクラブとの試合を見ても参考にならないと考えたからである。
 試合は全体的に慶州がボールを保持する時間が長く、ファイナルサードへボールを運ぶ回数・コーナーキックの回数共に慶州の方が多かった。しかし慶州は中盤でボールを奪うために人数をかけていたからか攻撃の人数が少なく、攻撃回数に比べると決定機の回数は少なかったように見える。反面仁川は攻撃の回数は少ないながら、中盤でボールを奪った際の攻撃参加の人数が多く、決定機に繋がる場面が多かった。
 個人的にこの試合で最も目立っていたのは仁川の8番チャン・チャン選手かと思う。先制点のシュートも「そこからシュートが入るのか!」という驚きがあったが、その後もポケットからクロスを上げる場面が目立った。得点シーンの形が似ている事にかなり印象を引っ張られている気がするが、なんとなく塩越柚歩選手を思わせる。他の試合でもかなり注目されているようで、チャン選手を紹介する記事もあった。

 試合そのものは前半の8番チャン選手による得点と、後半の25番田中陽子選手のアシストから21番チェ・ジナ選手の追加点で仁川が安定してゲームを進めていた。しかし、後半ATラストプレーのCKで慶州が1点を返し、最終的には2-1のスコアとなっている。後半ATの振る舞いについては両クラブともかなり印象的で、リードしている仁川はちょっとした接触で倒れこむ場面が増えたように見えた。(なお審判は特に試合を止めない。)また慶州の方もまるで1点差であるかのようなギリギリのスライディングが増えていて、試合をクローズする場面での振る舞いには普段以上の注意が必要そうだ。

2019年 VSベレーザ

 仁川は2019年に韓国で開催された AFC Women's Club Championship 2019で日テレ東京ベレーザと対戦している。対戦レポートがまとまっていたので紹介したい。

 浦和的注目ポイントは、なんと言ってもベレーザのユースチームであるメニーナ時代の後藤若葉選手がスタメンで出場している点だろう。4月27日のリーグ戦で負傷しているため当日出場するのか不透明な状況ではあるが、後藤選手の活躍に期待したい。

最後に

いかがでしたでしょうか!仁川には日本人である田中陽子選手も在籍しているのですが、WEリーグが開幕してから女子サッカーを見始めたため、Wikipediaに書いてある以上を書けませんのでこちらを参考にしてください……

浦和側としては移動距離を含めた圧倒的ホームアドバンテージを持って、何としてもアジアの栄冠を掴み取りたいですね。
平日の18時という時間帯ではありますが、是非スタジアムで一緒に選手の後押しをしましょう!スタジアムに来れない方も配信から応援をお願いします!

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