インドで引っ越し。
インドに住んで早5年。
これまで通算5回の引っ越しを経験しました。
これからインドに来る人のために、体験談を書き残しておきたいと思います。
賃貸契約は11ヶ月が基本
インドの賃貸契約は基本的に11ヶ月で、更新時に毎回10%ほど家賃が上がります。
日本の賃貸契約は2年契約かつ、契約期間中は家賃が上がらないので、今思うと日本は良心的な賃貸環境だなと思います。
不動産会社が管理している物件がほぼ皆無
日本だと不動産会社が管理している物件がかなりあり、大家さんと直接交渉することは少ないと思いますが、インドでは不動産会社が管理している物件はほぼ皆無です。
そのため住んでいる間に何か問題が発生した場合は、自分で大家さんとやり取りする必要があります。これはかなりのストレスです。
敷金と礼金
私の住んでいるエリアでは、敷金に相当するSecurity Depositが2ヶ月分、礼金に相当するBrokerageが1ヶ月分です。この辺は、日本の賃貸事情とも近い感覚があります。
ただし、曲者の大家さんだと、「ここが壊れてる」「ここが汚れてる」「電気が点かない」などのいちゃもんをつけ、Security Depositからあらゆるコストを引いて返金をしぶる場合があります。
そのため入居したらすぐに、壊れている箇所の写真や、電気がつくかどうかの確認をしておくことをオススメします。
家具付き物件はオススメしない
経験上、家具付き物件は絶対にオススメしません。
というのも過去に住んだ家で、古い家具だったためトコジラミが大量発生したり、部屋の退去の際に家具を壊した壊してないで大揉めした経験があるためです。
短期滞在の方が部屋を選ぶ際は、最低限の設備としてエアコンとギザ(給湯器みたいなもの)付きの物件にし、家具は信頼できる会社からレンタル(furlencoなど)することをオススメします。
大家が1階に住んでいる部屋もオススメしない
大家が1階に住んでいる部屋はおススメできません。いくら階が分かれているとはいえ、めちゃくちゃ干渉してきて面倒です。
部屋探し
まず住みたいエリアと予算・間取りなどを決め、そのエリアにあるブローカーにコンタクトするのが1番スムーズだと思います。インドはとにかく人脈文化なので、ブローカーは豊富なコネクションと物件を持っています。
これまでNobrokerや99 acresなどの様々なオンラインサイトで部屋探しを試みましたが、自分で色々な物件にコンタクトするのはとても大変でしたし、掲載されている物件の数は、ブローカーが待っている物件数と比較して極めて少ないです。
最後に
異国の地で家探しというだけでハードルが高いのに、インドの大家さんは曲者が多いので、外国人の私達にとってはさらに困難な場合が多いです。インドに住んでいる日本人でも、複数回引っ越しを経験している人が多いです。家探しは慎重に時間をかけて行うことをオススメします。