家族で第7波にのまれた話
本日で自宅療養期間終了しました。
濃厚接触者からの陽性だったので家族で約2週間の自宅療養期間でした。
第7波と騒がれていてもなぜか「自分は大丈夫」という根拠のない自信を持っていて実際にかかったらどうするかの情報をほとんど知らず夫が発熱した時点で慌てて色々調べました。
現時点での自宅療養期間の日数(発熱日を0日として10日間)は何となく知っている人は多いと思いますが、実際にかかった人の症状や情報等私も助かったりしたので書いてみようと思います。
始まり
仕事中に夫から「発熱したから帰りに抗原検査キットを買ってきてほしい」と連絡があったのが始まり。仕事場の近くで販売してそうな薬局を調べて2軒目で購入。きっと陽性だろうと踏んで色々買い込んで帰宅。
抗原検査キットは色々種類があるので若干金額が違いますが1600円〜1800円で購入できます。条件がありますが東京都で無料配布の申し込みもしています。
今は受診ができにくい状態なので抗原検査キットについては今後色々扱いが変わってくるんじゃないかと思います。
帰宅後すぐに隔離部屋を作り感染対策開始。案の定陽性でしたがかかりつけ医はもちろん近隣の発熱外来はどこも電話が繋がらず、やっと繋がっても予約がいっぱいという状態で3日経過。
たまたま連絡があったママ友さんも同時期に夫婦共発熱→陽性で、1軒だけ繋がった病院や自宅療養サポート申し込み
の情報を教えてもらい本当に助かりました。(Mさんありがとう！)
娘、私も感染
そうこうしているうちに娘が発熱し抗原検査キット陽性。やはり受診できず。
このまま自宅療養すればいいだけじゃね？と思い東京都の発熱相談にも電話して確認してみました。(ここもなかなか繋がらなかった)
受診しないと保健所に連絡が行かず療養期間が終了した時に陰性証明書が出ないとのことで、やはり受診をと言われるだけで「こちらも受診したいのは山々だが予約が取れない」と伝えると「そうですよね、予約できないですよね」と申し訳なさそうに言ってました。まあそう言うしかないんでしょうね。
2人とも食欲はあり(なぜかお握りが食べたいというので)せっせと握って毎食それぞれの部屋に運びながら意地でもうつらないぞ！と思っていたのですが、やはり2人分のウイルスからは逃げきれず😅
娘発熱から2日後に私も「なんか喉がイガイガするな」と思ったら気持ち悪くなり発熱。この時点で抗原検査キットをしたのですがまだ早かったのか陰性。でもその後ぐんぐん調子が悪くなっていきました。
次の日やっと予約できた(ママ友さんに教えてもらった)病院に3人揃って受診し揃って陽性。家族全員で自宅療養期間が始まりました。
家族全員で自宅療養開始
自宅療養サポートはママ友さんに教えてもらってすぐ申し込んだら段ボール2箱分の食料とパルスオキシメーター(貸し出し)が届きました。
夫と娘は高熱と強い喉の痛みがありましたが食欲はあり。私は熱は2日ほどで下がったのですが倦怠感、頭痛、下痢、気持ち悪さ、咳、鼻水と熱以外の症状が全てでて食べられず。人によって出る症状は違いました。
みんな具合が悪かった時は食べれそうなものを段ボール箱から出して適当に食べたり
していました。
同じ沿線に住んでいる姉が何度か買い物をして届けてくれた(もちろんドア越し)ので果物とか生鮮食品とかも差し入れてもらえて本当に助かりました。ありがてぇ。
受診から3日後、ようやく保健所からSMSに連絡があり入力フォームに入れると保健所が委託している自宅療養者フォローアップセンターの看護師さんから様子伺いの電話がありました。
(それ以降は未入力だと電話がかかってくる)
ぶっちゃけ、まあお役所仕事というか型通りのやりとりをするだけですが。
私はパルスオキシメーターの数値が低かったのでそのまま伝えたら、その数値だと普通に話せないはずなんでと数値があがるまで何度も計り直しをさせられました😅
でも毎日チェックはされてるので安心できる人もいると思います。
それぞれの回復具合
回復具合もそれぞれで
夫→0〜5日目/38.0以上の熱、倦怠感。
熱は39.5まで上がりました。
3〜7日目/強い喉の痛み
8〜10日目/仕事してました。
娘→0〜3日目/38.0以上の熱、倦怠感
3〜7日目/強い喉の痛み
8〜10日目/普通に過ごし筋トレとかしてました。
2人とも高熱でも食欲があったのが幸いでした。やっぱり食欲があると回復も早い気がします。
私→0〜2日目/38.0以上の熱
3日目〜6日目/熱は下がるが倦怠感、気持ち悪さ、頭痛、下痢、咳等があり食べられない。
気持ち悪さで眠れず夜中にトイレで貧血を起こしたりしました。
7日目/気持ち悪さ、下痢は治まり少しずつ食べられるようになる。
8日目〜9日目/倦怠感、咳がしつこく残り体重は3kg減(これはちょっと嬉しかったけど体力もめっきり落ちました
)
あと喉のイガイガは最初から最後まであって声が出しにくかったです。
よく言われる味覚や嗅覚障害の症状は誰も出ませんでした。
受診し病院から保健所に連絡がいってからでないと自宅療養サポート等の情報も来ないので(うちはたまたま教えてもらったので早めに申し込めましたが)なかなか受診ができない状態の今はシステムを変えた方がいいんじゃないかと思いました。
受診するしないの違いは、かかった側からしたら行政のサポートが受けられるか受けられないかの違いなので(あと会社によっては陰性証明書が必要だったり)受診したところで解熱剤が出るくらいだし、特に持病や既往歴もなく証明書や支援が必要ないと思う人は
発熱→抗原検査キット陽性→自宅療養
という流れでもいい感じはします。
実際そういう人も結構いるような気はします。それぐらい電話は繋がりませんでした。
ただ7日目の時点で熱がある場合は自宅療養期間が延長になるし、5日目以降も熱が下がらない場合は受診した方がいいと思います。
余談〜おススメ映画
余談ですが、気を紛らわすために映画を見たりしていたのですが、たまたま録画してた「紙の月」という映画を観た時に(ネタバレ含みます)
「宮沢りえが横領して若い男と豪遊して逃げた話」と身も蓋もないことを思っただけで何というかその奥にあるものは一切感じとれず😅
自由と抑圧とか解放とか？色々深いテーマがある映画だったと思うんですが💦やっぱり弱ってると感性とか感受性も鈍くなるんだなあと思いました。(個人の感想です)
療養中に映画見るなら何も考えずに観られる娯楽感満載の洋画とかがおススメです。
そんなこんなで家族は一足早く自宅療養期間も終えまして無事社会生活に戻り、私もこうしてブログが書けるほどに回復しました。
自宅療養期間を終えて
かかってみて思ったのは時々「コロナはただの風邪」という人がいるけれどただの風邪よりは全然しんどかったです。
薬は解熱剤しか飲まないし(私はあまりの気持ち悪さにロキソニン系の市販薬も飲みましたが)本当に1日1日身体が回復していくのを待つ感じです。
気持ち悪くて寝れなかった時は「早く朝になってほしい」と思ってました。
あれなんでだろ？やっぱり人は朝日に希望を持つものなんでしょうか。
でも少しずつですが確実に症状は軽くなっていくのを感じました。10日間というのは身体を元に戻すのにも必要な期間だなと思いました。
あと濃厚接触者の時は気を張ってたけど家族全員陽性になってからは全て解除できたので身体はしんどかったけどむしろ気は楽
でした。家族で頑張って乗り越えよう的な気持ちにもなったし(元気になってきたら口喧嘩もしましたが笑)
ずっと体調はスッキリしなかったのであまり色々考えることもなく、むしろ何も考えずに過ごした期間でした。
知らないということが不安に繋がる場合もあると思うので我が家の体験談を書いてみました。
もし発熱して受診できなくても抗原検査キットで陽性なら自宅療養サポートとかは申し込めるので、慌てず不安になりすぎずゆっくり療養してくださいね。
