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Classic Negative 3

※この記事の写真は全て「クラシックネガ」で撮りました。


とても暑いこの頃、いかがお過ごしでしょうか。

夏バテしていませんか?

僕はといえば、この頃はそうめんばかり食べています。

なので最近の僕はほぼ、そうめんで出来ています。



体の70%が水分で、残りの30%がそうめんです。


もうすぐ苗字が揖保乃糸になりそうです。

そんな僕ですが、先日、東京都現代美術館でやっている展示を観に行ってきました。

久しぶりの外出にウキウキ気分で。

まずスタバに寄って

シナモンロールとコーヒーを買っていきましょう

では、改めて美術館に向かいましょう。


まずは、東京メトロ東西線に乗ります。

あ、東西線に乗るときは、

時間帯にはくれぐれもご注意下さいね。

必ず9時以降に乗ってくださいね。

なぜなら、

朝の東西線のラッシュは

とにかく

もうとにかく

本当にとにかく

人が多すぎます。

想像を超える人数が乗ってきます。


イナバの物置じゃないから!


これ以上乗ったらダメだから!

と叫んでも無駄です。


とにかく無限に人が乗ってきます。

人が多すぎて、

ここは本当に電車の中なのだろうか

実はフジロック会場なんじゃないか、

と錯覚します。

四方八方から押されます。

乗って2秒で

靴が片方脱げます。

そして20秒くらい経つと

手に持っていたバッグもどっかにいっちゃいます。

もし芥川龍之介が現代に生きていたら、多分、蜘蛛の糸を垂らす場所は地獄ではなくて東西線の車両になっていたでしょう。

それくらい地獄です。

想像してみてください。

こんな場所に


無邪気に


「シナモンロールとコーヒー」を

手に持って入るところを


まず


乗って2秒で、シナモンロールもコーヒーも吹き飛ばされてしまうでしょう。


そして


隣のおじさんの頭にぶちまけられてしまうことでしょう。


はい。


カオスです。


そういう悲しみを生み出さないために

ラッシュの時間帯は是非とも避けて下さいね。


前置きが長くなってしまいました。


東西線に乗ったら、木場駅で降ります。

木場駅から美術館までは徒歩15分くらい


テイクアウトしたシナモンロールとコーヒーをゆっくりと味わいながら美術館へ向かいます。

夏の植物の勢いの良い育ちっぷりを見ながら歩いて行きます。

シナモンロールのちょっとスパイシーな甘さとコーヒーの苦さが実にちょうどいいです。

甘さと苦味のコンビネーションと言えば、


甘いプリンにちょっとほろ苦いカラメルソースをかけたり、


甘いバニラアイスにエスプレッソをかける組み合わせもいいですよね。

そんな感じで歩いていると、いつの間にか美術館に到着です。

歩いて汗をかいたので、冷房が効いている美術館がとても気持ちがいい。

東京都現代美術館は、大きいです。

近くに来るとその大きさにびっくりします。

大きい立方体の建物で、そこに幾何学的な形の柱が合わさり、まるで宇宙人の弁当箱みたいです。

地球に不時着した弁当箱。

中身の具が人間。

おーこわ。


さて、早速お目当ての展示を見に行きましょう。


「私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ」という企画展です。

とても良かった。

文字では表せないけど、いろいろ考えさせられて、感情が大きく動かされる展示内容でした。


揺さぶられて、考えて、いつもと違う影響を受けることが美術の楽しみですよね。


開館後すぐだからか、他にお客さんはほとんどいませんでした。


美術館を独り占め。

ゆっくり展示を観ることが出来ました。


展示を見た後は、ちょっとお腹が空いてきました。

(さっきシナモンロール食べたばっかりですが、それはもうどっかに行っちゃいました)

美術館を出て外で食べても良いのですが、せっかくなので美術館のカフェで食べることにしましょう。


東京都現代美術館は、2階にミュージアムカフェがあります。

サンドイッチとコーンスープのセットです。

豚肉とチーズという珍しい組み合わせのサンドイッチ。コーンスープは濃厚で、どっちもとても美味しかったです。

あー幸せ。

さあ、空腹も満たされたし、次の目的地へ行きましょう。


次の目的地は原宿のギャラリーです。

美術館を出たら、清澄白河駅に向かいます。


途中の工事現場のフェンスがカラフル。

良い雰囲気のアパートも。


清澄白河駅に着いたら、東京メトロ半蔵門線に乗ります。

渋谷で山手線に乗り換えて原宿へ。


原宿駅の竹下口を出たら、歩いて5分ちょっと。


着きました。

UltraSuperNew Gallery

なおりんさんの個展「制服を脱がない私たちは」です。

鉛筆とシャーペンでここまで描けるのか。

筆跡がこんなに綺麗に描けるのか。

普段スマホの画面で見ているものとは全くの別物で

やっぱり本物を見るのはいいですね。

ちょっと形が歪で、でもかわいくて、ちょっと気持ち悪いけど、なんかとっても気になって目が離せない。


そういう絵でした。

見れて良かった。

ギャラリーからの帰り道の景色も、

いつもとは少し違って見えました。



カメラを持って歩くと、ただの景色もなんか良い感じに見えますよね。

好きなものにいろいろ会えて、とても楽しい日になりました。


そういえば、東京都現代美術館の作品の一つに、ラップを作るミュージシャンを映した映像作品がありました。

感化されやすい僕は、早速一日の思い出を即興のラップにして歌いながら帰ったのでした。

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