大道芸人
大道芸人が好きだ。
たまに公園で大道芸人を見かけるとやったあと思う。子どもと一緒に駆け寄る。
ハンカチがパッとステッキになったり、口からトランプが出てくる手品を観ては子どもが「すごい、今のどうやったんだろう!」と楽しそう。
高い一輪車に乗りながら剣を投げ回したり、コマを信じられないくらい高くまで放り投げてキャッチしたり。
そんな危ないことできるの、手が滑ったりして万が一失敗したらどうしよう、あの鋭い剣がこっちに飛んできたら危ないという緊張感で、見ているこっちは気が気じゃない。
ハラハラ、ワクワク。子どもも真剣に見守っている。寒さを忘れて、手に汗握りながら。
技が成功した時の、緊張が解けてホッとする感じ。無事にできて良かったね、すごかったねと子どもと話しながらする拍手。
話し方はだいたい毒舌で、ブラックユーモアが効いていて、臨場感を高めている。
子どもに対してもちょっと辛口のユーモアたっぷりなコメントをしたりして、でも優しさが見え隠れしていて、大きい笑いに包まれる。
大道芸人は一流のエンターテイナーだ。
僕は必ず最初から最後まで観て、お金を払って帰るようにしている。
どの大道芸人も、途中で必ずお金アピールをするのだが、それが面白い。
大道芸だけで家族を養っている、コロナで収入が減った、天気が悪くて今月の収入がすくないなど、いろんな状況をユーモアたっぷりのトークで説明するのだ。
僕は今はまだ紙幣をあげられるほどお金が無いが、もっと稼げるようになったら今まで小銭で楽しませてもらった分のお礼も込めてお札を払おう。
子供の頃に公園で観る大道芸はいい思い出になる。子供は目線が低いから、迫力も桁違いだろう。
楽しかったねと話しながら帰る道で、「パパもああいうのできるの?見てみたい」と聞かれて全力で「無理!できない!」と答えたのも良い思い出。
こういう経験をこれからもできるように、大道芸人をこれからも応援していきたい。
ではでは。
Leica M (Typ240) + Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4
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