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石川真生「私に何ができるか」展

こんにちは。

東京オペラシティで開催している石川真生さんの写真展「私に何ができるか」を観てきました。

年齢も育った環境も全く違いますが、同じ沖縄生まれの方であり、なんと癌の手術を3回もしてまで写真を撮り続けている方なので、前から気になっていました。

入口
カステラのように見えますが図録です

一部を除いて作品の写真撮影は許可されていたので撮影したけど、このnoteにいくつか貼るだけではうまく伝え切れないと思ったので、作品の写真は貼らないことにしました。。。説明力が無くごめんなさい!

展覧会ホームページの説明を引用しますので、こちらをお読みください。気になる方は是非、見に行ってみてくださいね!12月24日までやっているようです。

沖縄を拠点としながら精力的な制作活動を続ける写真家・石川真生(いしかわ まお 1953-)の初期からの主要な作品を始め、とりわけ2014年から取り組んでいる「大琉球写真絵巻」の新作を中心に展示し、石川真生の実像に迫る個展を開催します。
石川の作品は、2004年の横浜美術館でのグループ展「ノンセクト・ラディカル 現代の写真III」において、沖縄以外の美術館で初めて紹介されました。以来、国内外での数多くの展覧会を経て、2021年には沖縄県立博物館・美術館にて回顧展「石川真生:醜くも美しい人の一生、私は人間が好きだ。」が開催されました。本展は回顧展で示された成果も踏まえつつ、東京で初めての個展として開催します。
石川の写真は、国内外にパブリックコレクションがあり、その活動も広く知られているにもかかわらず、これまで発表された作品の流れを紹介する機会が多くありませんでした。本展では、初期の作品から最新作に至るまで、石川の作歴を概観することができると同時に、昨年沖縄の本土返還50周年を迎えるもなお、困難な状況に置かれている現代の沖縄という地政学的な最前線で撮影を続けている石川の活動をご覧いただく好機にもなります。

https://www.operacity.jp/ag/exh267/
東京オペラシティアートギャラリー web pageより

オペラシティアートギャラリーのチーフキュレーター天野太郎さんが図録に書かれている通り、石川真生さんの写真は「撮る側と撮られる側」がはっきり分かれていない。そのため客観的な視点と主観的な視点が混ざっていて独特な深みを持っている。

展示されている写真は綺麗とか美しいものでは無く、逆に不快感を与えるものすらある。でもそれこそが石川さんが訴えたいものなんだと思う。見る側の僕たちは先入観を捨てたまっさらな目で見て、考えることができたら、と思う。

今回も子どもと一緒に見に行ったけど、一部の写真はちょっと刺激が強かったみたい。「パパ!パパ!この写真何!?」と驚いていた。
子どもだからと変にごまかさず、できるだけわかりやすく丁寧に説明をしたつもりだけど、ちゃんと伝わっただろうか。(説明するって難しい!)

まあ、今はわからなくてもいいかもしれないな。違和感のようなもやもやした気持ちを持っておいてくれれば。
この世界のいろんな面を見て、感じて、視野が広い人に育ってくれたら、と思ったのでした。

Peace & love.

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