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必修講習会コース 終了について思う事

皆さん、こんにちは
タロウです。
よろしくお願いいたします。

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今回の話題について

今回は昨年12月にあげた下記の記事の続報です。
(ちなみに元々の話題についてご興味ありましたら下記の記事も見ていただければと思います)

日本音楽療法学会ホームページの重要なお知らせより
2月26日に【必修講習会コースの終了について】
とありました。

下記は飛んだページの内容を引用したものです

必修講習会コースの終了について
必修講習会コースは、暫定期間(※)終了時に資格を取得できていなかった多くの会員への救済措置として、2008 年 3 月に検討が開始され、2010 年 9 月 1 日に制定されました。当初の役割が果たされたことなどを鑑み、必修講習会コースは第六期の新規募集をもって終了することとなりました。
尚、必修講習会第六期終了時に、受講修了に至らなかった受講生を対象とした補講を提供する予定です。その詳細につきましてHPなどでお知らせいたします。
※暫定期間とは、1996 年 12 月から 2003 年 3 月までの全日本音楽療法連盟(日本音楽療法学会の前身)によって「認定校」の整備が行われる措置としての期間。(全日本音楽療法連盟第 18 回理事会資料 2000年 5 月より)その後暫定期間は延長され 2011 年 3 月に終了しました。

※日本音楽療法学会の会員に年に2回ほど送られてくる会報誌に
必修講習会コース終了について記載されていましたが、そこから約2か月経ってようやく日本音楽療法学会のホームページに記載されました。

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必修講習会コース終了のお知らせを見て率直に思う事

ひとまずこの3点です。

①発信が遅い
昨年11月末に送られた会報誌に記載でそこから2か月経った2021/2/26に
ようやく学会ホームページにお知らせがきた。
②発信の仕方&タイミングが悪い
以前から決まっていたなら、もう少し前に何らかの形で伝える事は可能だったと思います。昨年はコロナで世の中が大変だった事もそうですが、会報誌に見出しも強調もなく、文章の途中にさらっと書かれていた事も問題。
③重要な内容にもかからず文字だけの説明だった
文字だけの事務的な説明だったため、納得できない人も多くいたのではないかと思います。

という感想がある一方で、
この必修講習会が今後も続いていくものではないとは思っていましたので、
次回の第6期で”終わる時がきたのか”という思いでもあります。

ただ、こういった感想を持つ事が出来るのは、
私が2010年9月1日に制定された新認定制度以前に
日本音楽療法学会の認定音楽療法士になっているからだと思います。
新認定制度が出来た後に日本音楽療法学会が認定する音楽療法士を目指そうと頑張っていた方にとっては
「え、なんで急に終了!?」
「認定校に通えない人達はこの先どうすればいいの!」
と思う方もいらっしゃるとおもいます。

ちなみに
日本音楽療法学会の学会認定音楽療法士を目指すには

①日本音楽療法学会が認定している認定校(音大または専門学校)に通う
②日本音楽療法学会が主催する必修講習会コースを受講する

の2通りしかありません。
様々な理由から日本音楽療法学会が認定する認定校に通う事が出来ない方にとっては、必修講習会コースというのが唯一の道筋だったので、これが次回の第6期を最後に今後断たれてしまう事については非常に残念に思います。

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音楽療法を取り巻く現状

日本音楽療法学会は音楽療法士の国家資格化に向けて活動しています。
そういった活動に関しては日々活動されている先生方には感謝しかありません。
国家資格になれば名称独占になるので、
音楽療法士ではない人が音楽療法士を名乗ってはいけなくなります。

現時点では音楽療法士が国家資格でなく民間資格です。
民間資格故に、音楽療法のような似通った名称であったり音楽療法関連の資格が乱立しています。
また、独自のメソッドを〇〇療法・〇〇ミュージックセラピーとう名称であったり、ヒーリングミュージックやある周波数の音楽を音楽療法と述べる方もいます。
それが良い・悪いという事ではなく、現状としてこういう事が起こっているという事です。

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音楽療法士の質は一定なのだろうか?

必修講習会コースを終了して、
今後は認定校コースに一本化にすることで、
知識や臨床経験等、バラツキは少なくなるとは思いますが、
やはり卒業後の自身の学びであったり、臨床経験や働き方によっても差が生じるのではないかと思います。

音楽療法士の質を一定にするために認定校一本化にして、
知識や臨床経験のバラツキを少なくするという事は、
これまで認定校が整備される前に音楽療法士を目指した方であったり、
第1期から今年から始まる第6期必修講習会で学ぶ方たちについては、
知識や臨床経験が十分保たれているという理解でよろしいでしょうかね?
揚げ足を取るつもりではないのですが、疑問に思ってしまいました。

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自分自身はどうなのだろう?

私は音楽療法の専門学校を卒業し、
音楽療法の仕事をやらせていただいてから16年が経ち、
春からは17年目になります。

まだまだ技術・知識においても足りない所は沢山あります。
たぶん、この先ずっと続けていても
この”技術・知識が足りない”と思い続けていくと思います。

必修講習会が次回の第6期で終了という事が公式が発表され、
音楽療法の国家資格にむけて、音楽療法を学ぶ人材の質の担保をするならば、自分自分さらに自己研鑽に励んでいかないといけないと思いました。

追記などまた何かあればまた記事にしていきたいと思います。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
それでは、また
                              タロウ

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音楽療法士 さありとタロウ
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