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音楽療法について その26

皆さん、こんにちは☆彡
音楽療法士のさありです。
どうぞ、よろしくお願いいたしますm(__)m

今回もstand.fmでいただいた音楽療法についての質問に対して
お答えさせていただいた内容となります。
stand.fmの音声配信にご興味あればお聴きいただけると嬉しいです。

※お読みいただく前に※
①note用に一部加筆・修正したものとなります。
②また、答えた内容については、私の見解も入っているものもありますので、あくまで一つの意見としてお読みいただければと思います。

Q あと何年くらいで国家資格になると思いますか?

あと何年くらいで国家資格になると思いますかという質問です。
私個人の意見ですが、今時点の意見としては、早ければあと10年位で国家資格になるかもしれませんが、20年位はかかるのではないかと思います。
これは、あくまで私の意見なので、人によっては、「もっと早くできる」、「もっとかかる」、「むしろ国家資格にはならない」という意見の方もいらっしゃると思います。
日本音楽療法学会では、音楽療法士の国家資格化を目指して国家資格推進員会が発足されています。そこでは、学会の理事長を初め、委員の方々が主に進めてくださっています。
音楽療法士の国家資格化というのは、日本音楽療法学会ができる前の団体の頃、今から20年以上前から進められていたそうですが、紆余曲折あってストップしていました。それが、今の日本音楽療法学会の理事長を含めた委員の方々になってから、精力的に進められるようになりました。
国家資格への道のりはかなり険しい中、精力的に動いてくださっている方々に感謝しています。険しい道のりというのは、
国家資格になるには、当たり前のことですが、議員立法を国会議員が提出し賛成多数で可決されないといけません。そのため、国会議員への働きかけは不可欠です。
ただ、お願いしますと言うだけでは賛成はしていただけないので、音楽療法が国民に必要であるということを見せていかないといけません。
そのために委員の方々が尽力されていると思うのですが、それだけではなく、必要なことはたくさんあると思います。
その中から3つあげるとすると、
1つ目は、国会議員への働きかけ
2つ目は、音楽療法士の学びと実践、発信
3つ目は、教育機関の充実です。
1つ目は、先ほどお話しした国会議員に示していく活動です。これは推進委員の方だけでなく音楽療法士や音楽療法を受けている方など様々なところからの働きかけが必要です。
そして、その活動にも必要になってくることは、2つ目の音楽療法士の学びと実践、発信です。音楽療法士一人一人のアピールも不可欠だと思います。
音楽療法士は、1人でも多くの方が穏やかに暮らせるように、対象者の心身の健康維持や向上を促す音楽療法を行うことが仕事であり一番考えるべきことです。ですが、実践だけで自分のやり方に固執することなく、新しいことを学び、それを生かして実践していき技術もアップロードしていくことが大事だと思います。そして、事例や研究論文を発表したり、SNSなどで活動を発信していくことも必要です。
これだけ情報が錯綜している世の中なので、知らない情報や興味を持たれない情報というのは埋もれてしまいます。埋もれてもまた人目に出るように活動を続ける、増やしていくことが音楽療法士に必要なことだと思います。また、それだけではなく、3つ目の音楽療法士を育てる機関の充実が必要だと思います。
私は音大を卒業して、実践をしながら日本音楽療法学会の必修講習会で学び資格を取りました。
ですが、本来、もっともっと学ぶ必要があると思います。
やはり、国家資格になるのであれば、4年生大学で音楽療法を専門に学び実習を行った上で資格を取得することで、ある一定以上の能力が身につき、保障されたものになると思います。
今の日本の音楽療法界隈では、日本音楽療法学会の認定資格を取ることは、ある一定以上の能力の証明になると思いますが、まだ足りないのではないかと思います。
そのため、音楽・医療・福祉・教育など音楽療法で必要とされる一定以上の能力を身につけられる教育機関が充実することも、一つ国家資格化に向けた音楽療法士育成として必要なことなのではないかと思います。これらを同時進行で行っていくことで、国家資格化が実現されるのではないかと考えています。
私に今できることというのは、2つ目の音楽療法士の学びと実践、発信だと思っています。最近は音楽療法の本だけでなく先人たちの研究・論文や事例を読んだり、加えて、発信は微力ながらも続けて行っています。国家資格になることで、今までよりも音楽療法を必要としている方に受けていただけたり、取り入れてくださる方が増えて、音楽療法によって心身の健康の維持向上に役立てられることが増えるのではないかと思います。
今回は、国家資格化について、私個人の意見の一部を頑張って短くまとめてお話しさせていただきました。
音楽療法士は、様々な現場で、様々な立場で働いています。それぞれ違う意見を持たれていると思うので、意見交換もしたいと思いますし、いろんな意見を聞いて切磋琢磨していきたいとも思っています。

いかがでしたか?
今後も音声配信でいただいた音楽療法に関する質問を
ご紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします。

過去に紹介した質問についてはマガジンとしてまとめています。
スキやフォロー、コメントしていただけると、嬉しい限りです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
それではまた。
                              さあり

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音楽療法士 さありとタロウ
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