扁桃腺摘出手術を受けた話
皆さん、こんにちは。
タロウです。
よろしくお願いいたします。
お初の方やいつもお読みいただいている皆様、
数ある記事の中、ご覧いただきまして本当にありがとうございます。
私たちは音楽療法を生業としております。
我々や音楽療法にご興味ありましたら、
下記の自己紹介記事もご覧いただけると嬉しいです。
いつもは仕事である音楽療法についての記事を投稿しているのですが、
今回は音楽療法に関する内容ではなく
個人的newsをお送りしたいと思います。
記念すべき個人的news第1弾は
【扁桃腺摘出手術を受けた話】です。
私の体験談を記させていただきます。
※お読みいただいている皆様や皆様の周りに
扁桃腺摘出手術を考えている方がいるのでしたら、
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
前兆から入院まで
私は音楽療法という仕事を生業としています。
簡単に説明すると、高齢者施設に伺い、参加して下さった皆様と共に、
音楽を用いて歌唱活動を行います。
ただ、歌うだけではなく、音に合わせて細かな指先の動きだったり、
身体全体を動かすような内容も行い、参加していただいた方の心身機能・認知機能を維持・向上する為の活動をしています。
有難いことに、年間約500セッションを10年以上やらせていただきました。
今から、1年2か月前の2019/11/29に扁桃腺摘出手術をおこないました。
摘出手術をする数年前から、音楽療法のセッションが終わるたびに喉に何となくの違和感や声が擦れるようになりました。
(口を大きくあけて鏡でみると”喉が腫れているというか赤い”という感じでした)
近くの耳鼻咽喉科にいって、
鼻からファイバースコープをとおして喉を診てもらっても、
「まあ、そこまでヒドイものじゃないよ。でも心配なら薬だすよ」
との事でした。
喉の違和感・声の擦れについては、
受診後もそこまでよくなるものではなかったのですが、
『お医者さんに診てもらったし、”そこまでヒドイものではない”と言われたから、まあ大丈夫だろうと』と自己暗示をかけながら仕事をしておりました。
その後も、喉の調子が良くなる事はなく、毎日を過ごしていました。
ある時、所用で大きな病院に行く事になったので、良い機会と思い、耳鼻科の診察をうける事にしました。
喉を見てもらうと耳鼻咽喉科の先生から
「そこまでひどい感じではないですが、気になるようでしたら、摘出してもいいかと思います。どうされますか?」
(※かなり抜粋しておりますが、ものすごく丁寧に事細かに説明してもらってますので、悪しからず!!!)
とおっしゃって下さったので、仕事の調整を兼ねて、
診察から半年後の11月に手術する事になりました。
※お医者さんの雰囲気や物言い、その時の私の気分によっても変化したと思いますが、手術を提案して下さったのは今思うと良かったと思います。
手術をしようか悩んで、喉を気にしながら仕事をするより、手術する事が決まった事で、気持ちを切り替え、手術日まで日々の仕事を頑張ろうと思ったからです。
入院から手術、手術後すぐ
そんなこんなで日々を過ごしていると、あっという間に11月になりました。
手術日は11/29ですが
前日の11/28に入院する事になり、翌日の手術日を迎えます。
※ところで、皆様は全身麻酔の経験はありますか???
(扁桃腺除去手術は全身麻酔をする必要があるので、麻酔科の先生から全身麻酔についての説明されます。少なからずリスクがある事なので、質問や疑問、不安等あれば聞いた方がいいと思います)
全身麻酔を受けた事がある知り合いからは、
「意識が急になくなるよ」と何となく聞いてましたが、
”全身麻酔にどこまで抗えるか?”という手術台の上で謎のチャレンジをしておりました。
(今まで、手術を受けるような大病を患った事がない人間にとっては、
術日の朝から手術までの時間や手術室に向かう道のりは、
今まで経験した事ないと不安と緊張感で、心臓の音が特に大きく聞こえていました。その為、自分なりの最後の抵抗といいますか、
何か楽しみを見つける事で緊張を和らげていたんだと思います)
全身麻酔の影響なのか、少しずつボーっとするような感覚が強くなった後、
知らず知らずに意識がなくなり・・・・・。
「タロウさん~」と呼びかける声が聞こえ
「私の手、握れますか?」との声が・・・。
先生や看護士さんの手を握ると
「手術は無事に終わりましたよ」と声が聞こえました。
そして、手術室から部屋まで移動し、その手術を受けた日は安静に過ごしました。
※手術時間は2時間ほどだったと思います。
術後の感想&長期間仕事を休む事について
率直な感想は、”案外あっさり終わるもんだな”と思いました。
ずっと喉の調子が悪く、”どうしようか”と悩んでいた時期が長くあったので、可能ならすぐにでも手術受けてもよかったかなと思います。
ただ、すぐ手術に踏み切れなかった理由があります。
それは、手術後1週間から10日程度入院する必要や、
退院後も1週間から10日程度自宅で安静に過ごす必要があったからです。
会社勤め・今の時節柄リモートワークを推奨している企業でも、
さすがに20日程度休むのは事前に会社に相談し、調整する必要があるかと思いますし、ましてやフリーで働いている人は20日休むと、当然その期間は無収入になります。
自分の仕事の関係上、参加していただいた皆様と共に歌を歌う必要がありますので、術後すぐに仕事復帰できるとは思えませんでしたので、20日程度休む必要がありました。また、合計20日程度休みをとるためには、事前に伺っている高齢者施設1施設・1施設、対応や調整をしないといけませんでした。
どちらかというと、その対応や調整が大変だったなという印象です。
生活にも直結する為、手術までに時間を要しました。
術後の経過状況や自宅安静時に
〇身体に負担がかからない職種(特に喉に負担がかからない)
〇リモートワークが出来る職場環境
などであれば、ここで記している20日よりも
仕事復帰が早くなる事は可能かと思います。
ちなみに術後、入院が1週間~10日程度になるのは、
摘出した部分が生傷になるため、傷口がふさがり、かさぶたになって綺麗にはがれるまでに時間がかかる為だそうです。
(違っていたらごめんなさい)
喉に負荷がかかると傷口から出血のリスクがある為、
10日程度入院する必要があるそうです。
手術後、自分の声のついて
手術後の翌日、私の母が見舞いに来てくれたのですが、
その時、自分の声はものすごくかすれていたような気がします。
例えると、森進一さんの“おふくろさんよ~、おふくろさん”がモノマネ出来ているような感じです。
※今まで何気なく声を出していましたが、大声やしっかりとした歌声ではなく、普通の声を出すのにも、体力が必要なんだと感じました。
入院時の楽しみについて
1週間以上入院していたので、入院中の楽しみはなんだったかなと思い返しましすが、やはり食事だったのではないかと思います。
扁桃腺摘出した日の夜は絶食でしたが、翌日から流動食がはじまり、
その次の日からは、流動食ではなくお粥食になりました。
お粥と一緒に、おかずも出てきたは嬉しかったです。
喉に負荷がかからないようにミキサーで刻んだものでしたが、
私はお粥が苦手だったので、おかずを食べながらお粥を食べる事が出来たのでとてもありがたかったです。
※お粥やミキサー食でも、やはり飲み込む時は多少の痛みはありました。
これは個人差があると思いますが、私は退院する時も飲み込む時には痛みが残っていました。
退院後、自宅安静期間について
退院後の自宅安静期間での食事については
喉に負荷がかからないものなら食べてもよいと事でした。
なので、食べてよいものが増えます。
ただ、熱々の食べ物とか激辛や、炭酸とか刺激物はダメです。
※私は自宅安静中、ミニトマトを食べたのですが、
ミニトマトを噛んだら、トマトの汁が喉に飛び、あまりの激痛に悶えました。ミニトマトやミカンといった噛むと果汁が飛ぶようなものも気をつけたほうがいいかもしれないです。
自宅安静中、自分の声について
入院時に比べると、特に痛みや違和感など気にする事なく、生活が出来ていたような気がします。
ただ、ちょっと声に力を入れるときは、喉を気にしていたと思います。
自宅安静後から仕事復帰まで
入院期間+自宅安静期間でしっかり休み、
心身共にリフレッシュした状態で昨年の12月中旬から下旬あたりに仕事復帰しました。
復帰直後はまだ喉を気にしながらの仕事でしたが、いつの間にか喉の状態を気にする事なく、仕事が出来るようになりました。
手術前に比べると、仕事が終わった後は喉に疲れはあるものの、
違和感が続くような感覚は減ったのでそういう意味では手術してよかったのかと思います。
先ほども述べさせていただきましたが、手術しようか悩んでいらっしゃるのであれば、個人的には扁桃腺摘出手術を受けてもいいと思います。
その上で、
〇入院時の諸々のサポートのある環境
〇仕事を休める環境がある
この2つがあると、より手術を受けやすくなるのではないかなと思います。
そして特に、フリーで活動している人は手術までに仕事の調整や術後復帰までの計画を練っておく必要があると思います。
※今はコロナによって、入院や手術までの日程も病院によって色々違いはあると思うのでご注意ください。
終わりに
いかがでしたか?
入院&退院合わせて20日程度という、
社会に出て働きはじめてから、
こんな長い期間休んだ事はありませんでしたが、
手術を通して、心身共に一旦リセット出来たような気がします。
という事で、仕事・仕事以外についても、
記させていただきます。
宜しければスキやフォローいただけると嬉しいです。
今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m
ここまでお読みいただきありがとうございました。
タロウ