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原神コンサートの話|2024.9.29

少し間が空いてしまいましたが、9/29に「GENSHIN CONCERT」大阪公演へ行ってきました。

原神のオケコンも有難いことに四度目の鑑賞となりましたが、個人的に大好きな週ボス曲やフォンテーヌの音楽たちを聴くことができて、自分としては、これまでの中で一番印象深い公演となりました。

以下、プログラムに沿って感想です。

●オープニング
・原神メインテーマ
・千景巡礼の曲
おなじみ原神メインテーマでハープにうっとりしていたら、「千景巡礼の曲」のアップテンポな幕開けとギターのギャップに驚いた記憶があります。
TGA2022のPV曲でしたね、事前に公開されていたセトリには無かったので現地では気付けなかったのですが、格好良いサプライズをくれたオープニングでした。

●第一楽章・風と牧歌の城
・モンドの一日
・西風騎士団
・詩人の仕事
・波沫の舞
ログアウトはモンド城合成台前の旅人、親の声より聞いたかもしれないモンドのテーマを聴くと原神始まったぞ!という気持ちになります。

「詩人の仕事」の高らかに歌うヴァイオリンはやっぱり素敵だなぁとしみじみ。コンマスさん素晴らしかったです。
そして「詩人の仕事」から「波沫の舞」に結構シームレスに入った感じがしたんだけど、繋ぎがとても自然で、メドレーのような趣で良かったです。
今回の公演、曲間を上手く繋げている場面が多かった印象で、キャラクターのテーマとかは一曲が短めのものも多いのだけど、それを感じさせない構成で自分は好みでした。

・氷封のシンフォニー
個人的モンド編クライマックス。
これめちゃくちゃ好きなんだけど魔神任務に関連する曲ではないし、オケコンで聴けるなんて思っていなかったので大変楽しみにしていました。
森下唯さんのピアノが流石の美しさと雰囲気原曲そのままでうっとり。
オケの低音の響きとお二人のコーラスのハーモニーもとっても素敵でした。

・仲間の力
・ささめく帰風
あっという間にモンド編ラストでしんみり。
「仲間の力」中盤のピアノと木管の掛け合いが美しい。
「ささめく帰風」、2023コンサートでも感じましたが、後半のチェロが良かった。
弦楽器の低音を聴いた時の身体にびりびり響く感じは生演奏ならではだなあと思います。

●第二楽章・皎月雲間の夢
・璃月
・遠足に行こう(軽策昼間)
原神オケコンですっかりファンになったフルート奏者の坂本圭さん。
様々な種類の笛を吹きこなすだけでなく、フルートをご自身で改造して中国笛の音を表現されるなど、多彩な音色と豊かな表現力に毎回魅了されています。
璃月・稲妻は特に坂本圭さん大活躍で俺得というか、耳が大変幸せでした。
「璃月」のあの独特の笛の音が何故フルートから出てくるのか本当に謎で毎回新鮮に驚いてしまいます。

・雪国より訪れし者
・アヤックスからの返信
・浮世閑歩
・無尽蔵の演劇
・嵐を切り裂く魔鯨
すっかりオケコンの定番となったタルタリヤコーナーと鍾離先生実戦紹介。
タルタリヤは何度聴いても映えるんだ、ギターが高らかに掻き鳴らされるところとピアノのメロディの対比が良い。
オケコン、ギターやドラムは総じて原曲より音が立って聴こえる感じがしますが、タルタリヤシリーズはそれがよりプラスに働いている気がします。
バリバリした音が目立つ中で、公子戦前半「無尽蔵の演劇」のアコギが際立って印象的でした。
「嵐を切り裂く魔鯨」は、原曲で男声のコーラス入る箇所、本公演は女声コーラスのお二人が歌われていたのだけど、違和感なく格好良くて良かった。終盤、原曲でも女声の高音が歌い上げるところは言わずもがな。
「浮世閑歩」は箏がとっても良い味出していて素敵。箏の吉永真奈さんもよく原神オケコン出演してくださっていて、毎回その演奏と美しい佇まいに惚れ惚れしています。

・凱旋の歌を奏でよう
・高貴たる別れ
これ、毎回凝光様が群玉閣落とす所で泣いちゃうんですよね…。
今回はコーラスも入って迫力倍増で、毎度のことながら涙腺崩壊でした。とても良かった。

●第三楽章・寂々たる無妄の国
・落葉風波
・荒波に漂う紅葉
稲妻も坂本さんの笛と吉永さんの箏のターンで耳が幸せウキウキな時間でした。
「荒波に漂う紅葉」は前半の穏やかなメロディと後半の盛り上がりの切り替えがめちゃくちゃ格好良かった。

・風に吹かれし常緑
・流水盈盈
綾人お兄様の曲たちも繋ぎが良かった。そして個人的に音源で聴くのとだいぶ印象が変わる気がする曲の一つです。箏のぴんと張った音と笛の息遣いが良い。

・羽ばたく時
これはコーラス入ると格別ですね…どこかあどけなさを感じるような、透明感のある歌声が美しかった。稲妻編はこの辺りからずっと泣いてました。

・勝利に向けて
おなじみ稲妻魔神任務の名シーン。
万葉が無想の一太刀を受け止めたところの笛がね、めちゃくちゃ格好いい歌い方でグッときました。
後からOSTで振り返ってみて、原曲こんなにあっさりしてたっけ、とびっくりするくらい、坂本さんの歌い方がね、ちょっとコブシが効いている感じというか。個人的にはすっごく好き。

・雷霆のご威光
・苦渋の凱旋
からの、週ボス将軍!この曲も初めて聴いた時格好良さに衝撃を受けて、いつかオケコンで聴きたいなあと思っていたので、とっても嬉しかったです。演奏キレッキレで良かった。
ギターも箏も笛もバリバリ格好良い一曲からの「苦渋の凱旋」はムービーも相まって泣けました。影ちゃん…という気持ちになった。

・命の綱渡り
そして畳みかけるように「命の綱渡り」。2023のコンサートでも号泣してしまいましたがこれはもう涙が止まらないの、仕方ないと思う。
終盤、魈が最後の力を振り絞るシーン辺りからラストまでの笛の音がね、坂本さんありがとうございますという感じでした。大好き。

●第四楽章・ジュニャーナとヴィディヤーの森
・織りなす調べ、華更けて
これも発表されていたセットリストに無かったので驚きでした。ヨォーヨやアルハイゼンのモチーフが楽しい。
この曲、ラストに永遠のオアシスのテーマがちょっとだけ流れるんですよね。永遠のオアシス好きすぎて、例の世界任務の時しばらくあの場から動けなかったくらいなので、大変嬉しいサプライズでした。ちょっと泣いた。

・ソルシュの歌
・牙研ぎ
・緘秘の戒律
・白草の悟り
ソルシュはコーラスが優しくて素敵でうっとり。あのちょっと舌足らずなようなあどけない雰囲気にきゅんとしてしまう。
セノのテーマをわくわく聴いてからの「白草の悟り」、ナヒーダ伝説のムービーも相まってじーんとしました。

・神喰らう巨蛇の乱舞
今回のコンサートで一二を争うくらい楽しみにしていた一曲。
この曲、未だに週ボスに行くとムービー飛ばさずに聴き入ってしまうくらい好きなのです。裏で流れる原神の戦闘曲に共通するテーマ、形態変化のときの木管のリズム、スネアからのピアノのメロディ、終盤トランペットのすんごいハイトーン、たくさんの音が絡み合って踊る感じ、好きなところ挙げたらキリがない。
セトリに入っているのを知ったとき本当に嬉しかったし、期待を裏切らない最高の演奏でした。
トランペットのすんごいハイトーンでめちゃくちゃ痺れるシーンが何度かあるのですが、しっかり決めてくれて感動しました。ハイトーン来る前って聴いてるほうもドキドキしちゃいますよね。
この曲、メロディの裏でも色んなモチーフがうねるように聴こえるのがすごく好きなのですが、オケコンで聴くとそれぞれがよりくっきり聴こえて良かったです。
あとは坂本さんがこの曲でもバッチバチに格好良いソロを吹かれていて最高でした。

・無余灰断
冒頭のピアノとヴァイオリンが泣かせに来る。
弦楽器のうねり、生で聴くとより心を打つものがありますよね。

・九徹の先見
少し前に雷電の曲を聞いたからか、放浪者は彼女の創造物なんだな、という印象を改めて受けた一曲。
メロディは勿論、和楽器がギターやドラムと一緒に鳴ってる感じとか、独特の間合い感とか、とても似ているよね。

・いつかの知恵、いつかの願い
・スラサタンナ幻想曲
・共に星々を追いかけて
ここまでで感情揺さぶられまくったところに染み渡るスメール編終盤。
「スラサタンナ幻想曲」と「共に星々を追いかけて」はコーラスも相まって夢のようなひと時という感じでした。

●第五楽章・万水の源なる海
・フォンテーヌ
待ってましたフォンテーヌ!
実装前の生放送で初めて聴いたとき、これを生で聴けたら最高だろうなあと思い。
さらに魔神任務を経て、フォンテーヌの物語を象徴するようなあのフレーズがなお心に刺さるようになり。
実装から約一年、オケコンで聴けることを待ち望んでいたので、メインテーマは嗚咽をこらえるのに必死なくらい号泣でした。
やっぱりフォンテーヌは特にオケ映え格別で。コーラスも入ってフルで演奏してくださって本当に幸せでした。
冒頭のグラスハープのメロディがフルートで奏でられ、コーラス入ってきたところでもう泣いてたと思う。
終演直後、殴り書きした感想に「生きててよかった」って書いてあった。まさにそんな気持ちでした。ずうっとあの空間に浸っていたかった。

・柔風の喜願
・幻光のトリック
・軽やかに風を追う影
・お嬢様のお出まし
ぼろぼろ泣いて若干放心状態なところに「柔風の喜願」が優しく染み渡りました。
この辺りは特にリネリネットの曲が良かったなあ、オケ映えする曲たちで楽しかったです。指パッチン可愛かった。

・嘆きと凱旋
この曲もフォンテーヌ戦闘曲の中で特にお気に入りなので聴けてめちゃくちゃ嬉しかった。最高の演奏でした。
ヴァイオリン、コンマスさんのソロが素晴らしかった。
そしてコンサートも終盤なのにトランペットは格好良いハイトーンを見事に決めていくので惚れ惚れしちゃいました。
ギターとピアノもとっても素敵だった。

・潮音流奏の日
・古海が再び湧き上がる時
・万象が滅びる刻
ヌヴィレットの二曲は荘厳さに圧倒されました。コーラスと弦は生で聴くと迫ってくるものが全然違うなあと思います。
「古海が再び湧き上がる時」のコーラスと弦楽器の低音の響きがとっても美しくて良かった。
「万象が滅びる刻」は週ボスであまりじっくり聴いたことがなかったのですが、オケコンだと低音の弦・管の迫力が印象的でした。トロンボーンとかホルンとかがバリバリ鳴ってて良かった。

・夕暮れへの思い
魔神任務ラスト、フォカロルスのシーンと共にこの一曲は、もう泣くしかないよねという感じ。魔神任務ラスト、ぼろぼろ泣きながらやったことを今でも新鮮に思い出す私は号泣でした。
今も原神プレイしていて夕暮れのフォンテーヌでこの曲が聴こえてくると思わず足を止めてしまう。フリーナとフォカロルス、ふたりに分かたれた神様のフォンテーヌへの献身と、内に秘めた涙を思い起こす一曲。聴けて良かった。

・旅への誘い
フィナーレはフリーナ!華やかだけど時折ちょっと寂しいような曲調が正に彼女そのものでこの曲も大好きです。
もう終わっちゃうんだなあという切なさと、最高の時間を過ごしている多幸感とで胸がいっぱいになって最後まで涙が止まりませんでした。
この曲をラストに持ってきたの、本当に最高のセトリだと思います。

●アンコール
・ナタ(抜粋)
冒頭、反魂の詩の部分の抜粋でアンコールの幕開け。
反魂の詩が聴こえてきたとき、「マジか!」と鳥肌が立ちました。
2023のコンサートでもアンコールにフォンテーヌを演奏してくれたのですが、フィールド系の小品が中心だったので、まさかメインテーマが聴けるとは思わず。大変嬉しい驚きでした。

・焚燼の歌
聖火競技場だー!こんなにがっつりナタを聴かせてくれるんですか!とさらに驚き。
フルで演奏してくれてた気がします。太っ腹すぎないか。
推しの坂本さんがオカリナに持ち替えていて個人的にテンション爆上がりでした。アンコールで更なる引き出しを見せてくださるとは。オカリナも素晴らしい演奏でした。

・トナラマトルの遠征
アンコールでここまで聴かせてくれるんですか!(3回目)
まさか戦闘曲までやってくれるとは夢にも思わず。しかもフルで。イントロ流れたとき声を上げてしまいそうなくらいびっくりした。原神の戦闘曲、どの国のものも大好きなので、めちゃくちゃ嬉しかったです。
この曲、色々な楽器に見せ場があって目まぐるしく楽しいのと、ラスト30秒くらいの畳み掛けていくようなリズムとメロディがすんごい格好良くて。
なんだか吹奏楽をやっていたときのことを思い出しました。吹奏楽でよくアンコールとして演奏されるような曲に雰囲気似てるような気がします。
パーカッション隊が楽しそうにしてらしたのと、冒頭と終盤のトランペットのソロが最高に良かった。
トランペット、こんな最後の最後までハイトーンバリバリで痺れました。

アンコールがいつになく贅沢すぎて、最後まで幸せたっぷりの終演でした。

2024コンサートは大好きな週ボス曲にフォンテーヌたっぷり、加えて豪華すぎるアンコールで、個人的には大満足のプログラムでした。

たくさん心動かされていっぱい泣いて、なんだか浄化されたような気分で帰路についたのを覚えています。

2023コンサートもBDやCD化は無かったので望みは薄い気がしますが、確かYouTubeでは出してくれてましたよね。
2024も何らかの形で…音源化してくれますように…!

実はコンサート前、日々の忙しさで原神から若干遠ざかり気味な期間が続いていたのですが、コンサートとナタ実装でモチベーション復活しまして、やり残していた沈玉の谷とか往日の海とかを振り返りつつ、ナタを駆け回っています。キィニチとシロネン楽しい。

稲妻実装の少し前くらいに原神を始めて、もう三年超の付き合いなんですよね。
改めて振り返ると長い付き合いだなあと感じます。
ストーリーも終盤に差し掛かりつつありますが、最後まで見届けたい。そしてその間にまたオケコン聴ける機会があることを願ってやみません。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
よろしければ、原神のお気に入りな曲のこと、聞かせてくださいね。

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