荒川の土手三月の夕景

夕焼け小焼けで日が暮れて

あいつの頬に紅葉の残骸

燃やし燃やして残った消し炭

くすぶったとて桃源郷

煙の向こうにゃ猫の尻

あってもなくて

なくてもあって

ささくれがしみてしょぼくれて

明日の天気を占った

コンバースの靴が宙に舞う

#あたおか散文

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うのの さあら
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