何もなかったここで

言葉なんかいらないから

音だけが聴きたい

肌だけに触れてたい

背骨の数を数えて

鉛の海に飛び込めば

南国の香りで

氷山に沈む

さようなら

僕の街

水際で彷徨ったギムレットが

遠くの汽笛に泣いていた

#あたおか散文

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