同じところに戻リ続ける紺地の帯は今どのあたりでねじれていますか

くるりと回った回転扉の向こうにいたのは

マゼラン海峡で落とした胸骨のかけら

禍々しい夜の帷でよくもまた

ここまで来たねと労いの 

歌もホロロと由比ヶ浜

セメントを食べる蝸牛

君の袖にはよく似合う

廃品回収のトラックに乗った黄色の長靴

みよちゃん探して霧の中

#あたおか散文

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うのの さあら
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