狐火の音

近づけば鳴る

遠くの鐘が

キンコンカン

千切れた足で踊るワルツ

剥がれた爪が弧を描く

赤い流線

決死の覚悟で捕まえた手綱

悲しいくらいに強い瞳

鉛のように重い天使の羽

軽やかに舞い上がる芦毛の馬

踊りましょう地の果てまで

歌いましょう水面の上で

#あたおか散文

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うのの さあら
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