大三つ、つけておくんない

鯉がついばむ唇を

恋の後先と言うのなら

故意に落としたガラスの靴を

声の限りに呼んでみしょう

やい、そこな女郎

下帯に隠した路銀 

燗冷まし

萎えて消えれば

蚕の夢よ

香具師の売り声高らかに

目病み女の競り落とし

おちょこ三杯

夜露に甘塩

#あたおか散文

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うのの さあら
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