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うのの さあら
2019年10月8日 15:02
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました おばあさんが川でせんたくをしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、大きな桃が流れてきました おばあさんは大きな桃を拾い上げて、家に持ち帰りました 桃を切ってみると、なんと中からどす黒い塊が現れましたよく見るとその塊がモゾモゾと動いている、、、 人だ、、、捨て子を桃に入れて川に流すなんてひどい事を、、、 おじい
2019年10月8日 14:59
書きたい物語は幾つもある。 じゃあさっさと書いちゃえばいいじゃないかと私も思うのだけれど、これがなかなかそうはいかない。 例えば私の中に「花」「鳥」「風」「月」の4つ物語が住んでいるとして、それは紙芝居のおじさんが週に一度やって来て新しい物語を聞かせるように進んでいく。 「花」のお話をここまで聞いた、先が聞きたい、でもおじさんが帰っちゃうとにっちもさっちも進まない。 別のお
2019年10月8日 14:44
とことこトマトのとんちゃんは 真っ青な朝に決めたのさ 全てをわすれてしまおって 自分がトマトであることも 自分が真っ赤なその訳も 酒場の隅に置いてきた 六本木交差点の湿度は80% 会って会われぬあなたとの 足りない距離の20% これでいいのだ どっとはれ
2019年10月8日 14:32
もう、嘘は嫌なんだ! と、その人は言った それは私に向かって投げかけられるにしてはずいぶん理不尽に感じた物だけれど 今、私も思う もう、嘘は嫌なんだ! でも、、、嘘って、、、何なんだ 誰に対してのなんの嘘なのか、そこに、見落としてる大切なものがあるかもしれない そもそも真実が何かさえ掴めはしないこの世界で嘘をつかめようはずもない それなのに、それ