
育休退園による加点狙い
市によって様々な保活ルール。
私が住む町は、第二子育休時に第一子を退園させると、第二子復職時に、第一子にも第二子にも加点が付くルールです。
第一子を退園させて2人の子どもを育休中にワンオペするなんて有り得ない!
もしも、第二子復職時に、必ず2人とも第一希望の保育園に入所できる保証があるならまだ分かる。
しかし、そんな保証はない。
だから、ずーっとスルーしてきた。
誰がそんなアホみたいな制度を使うんだ。相当育児が大好きな物好きがいるんだろうと。
ただ、気がついてしまった。
このリスクとリターンは、分析する価値はある。
分析に必要なデータ
①まず育休退園による加点はどれくらいの威力があるのか知りたい。
正直、モノサシがわからないまま8点とか4点とか言われても、それがどれくらいすごいアドバンテージなのかわからなければ敬遠して終わり。
その加点があれば、保証がなくともほぼ勝ち確同然なら保証があると同義である。
パンフレットの「保証はありません」に惑わされてはいけない。
・きょうだい加点をもつ人より有利なのか?
・小規模上がりの卒園児より有利なのか?
・認可外保育所から転園するより有利なのか?
等、どんなケースで勝てるのか把握する必要がある。
②昨年までのデータで育休退園による入所の成功率(第一希望入園者と保留者の数)が欲しい。
ここでほとんどの人が第一希望保育園に入所している事がわかれば、勝ち確の信憑性が上がる。
同じ境遇の人が皆使っているなら結局、ポイントは同点でありメリットはないし、むしろ、育休退園しない人が負け確になっている可能性もある。
③逆にどういうケースだと負けるのか?
①の反対に、育休退園までして加点をつけたのに負けるケースはどんな場合なのか?
・シングルマザー
・生活保護
・双子
②と同じ発想で、そういう負ける発生率を知っておくと、怖くない。
④そもそも上の子の枠はどれくらいあるのか?
どんなに加点があっても、受け皿の枠がなければ意味がない。
特に2歳以下なら小規模という受け皿が比較的多いが、3歳を超えるとなかなか枠がない。
そりゃそうだ。
0歳から持ち上がってくるのだから、年齢が上がれば上がるほど、枠はなくなる。
育休退園する時点で、上の子と下の子がいる事が前提。特に、上の子の受け皿は要チェックが必要だ。
分析結果
育休退園を利用するメリットは、第一子の保育園に不満がありこれを機に変えたい人にはありそうだが、第一子と第二子を同じ保育園に入れたい場合は、きょうだい加点より有利といえるのか、そもそも上の子の枠が取れるか分からない場合は、なんとも言えない。
逆に、そこさえ押さえてしまえば、保活戦略になり得る。
当時、気が付かなかったけれど、データをみて判断すれば、保活激戦エリアでは育休退園は強い切り札になりそうだ。
その他は、育休中に保育料を節約したいとか2人の子どもを自分で世話したいとかそういう情緒的価値に魅力を感じていれば、悪い話ではないかも知れない。
ここまで書いてみて
保活のプロになりつつある自分がすごい。笑
また、分析するにあたって、市がHPで公表する資料じゃ全然足りないという事がよくわかりました。
聞かないと知れない情報も沢山あるので、仮説を立てて少しでも自分の足元を固める安心材料を集めて増やす事、これも保活の1つですね。(全然やってこなかったけどw)
例えば、私は、親の転勤による園児の欠員枠を探るべく、毎月の転出入の統計資料を取りに行ったり、新しく保育園ができないのか増築工事予定の情報を取りに行ったり、保育課を超えて情報を取りに行ってます。
ちなみに、私の町は3.4月の転出入数が通常月の3倍、その転出による欠員の募集枠は非公開だが4月の二次選考には反映させるらしいです。
また、市内の年内増築予定施設が2件、またそれに伴う園児募集枠が各年齢で何枠増えるか教えてもらい、かなりの安心&判断材料になってます。
廃園による保活の情報戦と心理戦はまだ続きますが、自分が保活で実現したい未来の為に軸はぶらさず、やるべき申請を粛々とやっていこうと思います。
神様は乗り越えられない壁は与えないので、
こうして私の特殊能力みたいな保活分析力を開発いただいております。笑
ありがたやー!