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コミュニティマネージャー紹介 鈴木梨紗
今回の「SAAI note」では、コミュニティマネージャーの鈴木梨紗さんにお話を伺いました。
プロフィール
鈴木梨紗
北海道札幌市出身。卒業後、JA北海道中央会へ入職。その後スターバックスコーヒージャパン株式会社へ転じ、カウンター業務からスタッフ教育まで店舗運営全般に携わる。2019年に上京し、株式会社Origamiへ入社。翌年2020年3月に01Boosterへ参画。〈人間が人間らしくありのまま〉過ごす未来のコミュニティ作りを目指す。
ーーコミュニティマネージャーの役割について教えてください
一言で表現するなら「会員さんの”やる気を引き出す”こと」ですね。
会員さん同士をお繋ぎしたり、コミュニティに入るきっかけづくりとなるイベントを企画して開催したり、会員さんの活動を応援することでSAAIの中を明るくする。それが私の仕事です。
SAAIにはどのような人がいて、どんなことが起こっているのか。
それがわかると安心できますよね。
新規会員さんと既存会員さんの交流を図る機会として、自己紹介イベントや”Bar変態”に皆で参加するようなカジュアルなミートアップも用意しています。
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ーーSAAIは本当の自分に近づける空間
30歳手前で初めて地元の北海道を離れ、単身で上京したことを面白がっていただき、それがすごく嬉しかったことを今でも覚えています。
人と違うことを堂々と話したことで、キャラクターが際立ち周囲に受け入れられる。
コミュニティに溶け込むことの心地良さを学びました。
現在は縁があり、”多種多様な人たちがつながる場”がコンセプトでもあるSAAIのコミュニティマネージャーをつとめ、今年でちょうど3年目になります。
この3年間、SAAIで過ごして変化したことがたくさんあります。
まず変わったのは仕事の価値観です。
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前職での成功体験を活かし、SAAIでもまずは自らがオープンマインドでいることを心掛けました。
その結果、会員さんも心を開いてくれて関係が深まりました。
当初の「楽しい=仕事」という大雑把な価値観から、自分の過去の経験は全て今に生かすことができ、それを必要としてくれたり、そのことに価値を感じてくれたりする人がいることを学びました。
自分だけではなく周囲も巻き込んで、コミュニティマネージャーとしての役割を広げることで、目線が変わって、価値観が変わって、行動も世界も広がる。
自分を含め、一人ひとりがコミュニティにおいて価値になるのだと実感したのです。
SAAIにいると、
「こういう世界もあるんだ」
「ここで活躍してる自分ってどんな感じかな」
と、自分も一緒に会員さんの経験を疑似体験できるんですよ。
価値観や視野が広がったことで、自分自身の未来にも自信が持てるようになりました。
SAAIに集う色々な方にとっても本当の自分に気づく場所であって欲しいと願っています。
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コミュニティマネージャーの明日香さんからも、梨紗さんは日々「変態」を遂げているとの証言をいただきました。
「梨紗さんが変態している過程を一番目撃しています。
もともと想像力が豊かなこともあって、SAAIでいろいろな方々と関わる中で、自分に置き換えて良いところを取り入れながら変化することが上手だと感じています。
時には次の日にまた変態していることも…笑
梨紗さんは日々変化することを楽しんでいますね。」(明日香)
※本文内でいう「変態」は生物学的メタモルフォーゼの意。
これまでの価値観や像に捕われず、形・状態が大きく変化することを表す。
ーーSAAIの自慢、それはここにいる人たちすべてです
SAAIでは入会前に面談をしています。
コンセプトを理解していただき、コミュニティにどのようなことを求めているのかをヒアリングをすることによって、SAAIを利用する会員さんの目線を合わせることにも繋がります。
SAAIの会員さん同士でピッチをフィードバックしあったり、案件を共有したり、お互いに助け合っている場面をよく目にします。
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また、会員さんのモチベーションを保つために、課題のヒアリングをしたり、親和性がありそうな方をご紹介したり、間に入りセレンディピティが起きるようなきっかけ作りのサポートをしている、我々コミュニティマネージャーの存在もSAAIの強みだと自負しています。
自分が取り組んでいることを肯定してくれる人が身近にいたり、歓迎されているなと実感できたりすると、嬉しくなってモチベーションが上がりませんか?
素敵な施設と、アシストをしてくれる人が揃っていたら最強ですよね。
新たな繋がりが欲しい方、事業成長のヒントが欲しい方、ピアプレッシャーを感じたい方、行動のスピードをあげたい方には、ぜひSAAIを活用いただきたいです!
ーーSAAIは健康も事業も成長も手に入る場所
実は、皇居ラン部部長兼、パフォーマンス向上委員会会長でもあります。
皇居ランをはじめたきっかけは、コミュニティマネージャーで駅伝マニアでもある梅木さんに触発されたことによります。昔は1キロも走れなかったんですよ。
自分は持久力がないと思っていたのですが、はじめての皇居ランの時に5キロを完走できたことに自信がつき、続けてみることにしました。
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SAAIの会員さんは健康志向の方が多いこともあり、今では皆で走る定期的なイベントとしても定着しています。
また、最近では栄養学に関する勉強も始めました。
適切な食事と運動をして、しっかりと睡眠をとると、驚くぐらいパフォーマンスがあがり全力を出せることを実感していて、「ここに来ると健康にもなれて事業も成長できる場」としてSAAIをアピールしたいですね。
ーーSAAIから日本の未来を”変態”させるイノベーションを!
SAAIに集うスタートアップの皆さんは天才だと思うんですよ。
会員さんに対しては敬意しかありません。
例えば、SAAI主催のビジネスプランコンテストに採択された
株式会社SaveExpatsさんは、チームメンバーと一緒にSAAIを活用しながら沢山の起業家の方々とつながったり、株式会社any styleさんはSAAIがきっかけで資金調達を達成されたりと、成長のチャンスを着実にSAAIの中で掴んでいます。
会員さんがSAAIを通して変態していく姿を見ていると、そんな皆さんを支援していることに幸せを感じます。
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そして、今、より多くのスタートアップが有楽町エリアに必要だと強く感じています。
昔、この大丸有(大手町・丸の内・有楽町を合わせたエリアの総称)では多くのイノベーションが起こり、その結果、日本を代表する企業を輩出するビジネスエリアとして成長を遂げました。
有楽町エリアを盛り上げるためにも、スタートアップを招いて、大丸有の新陳代謝を高め、SAAIからたくさんのスタートアップを送り出すことが日本の成長に繋がると信じています。
有楽町エリアに集まる方の常識の枠を超えるようなこともしたいですね。
価値観をアップデートするには、自分の常識の枠を超えないといけない。
働いている方々のワクワクをもう一度取り戻して、バブル期くらい日本が元気だった頃を皆さんと再現したいです。
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ーー最後にSAAIの会員さんに向けて一言お願いいたします
また昔のようにこの大丸有をイノベーションの聖地にしましょう!
そのためには新しい目線と価値観が重要になってくると思います。
スタートアップの皆様、ここSAAIから日本の未来を担うイノベーションを起こしてください!
今年も開催を予定しているSAAI主催のビジネスプランコンテスト「01Start」。
スタートアップの皆様だけでなく、社内起業家、地方で活躍する方々も挑戦できます。
ぜひチェックしてみてください!
※現在は応募受付期間外となります。第6期の募集開始までお待ちください。