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仕事の帰り道、スキップしたいほど嬉しかったことなんていつぶりだろう

モチベーション低下に苦しんだ年末年始

年末から今週にかけて、わたしは仕事に対するモチベーションが著しく低下していることに苦しんでいた。

特に、雑貨屋のバイトのほうだ。

昨年11月から始めた雑貨屋のバイト。
最初は、リアルな接客の新鮮さ、大好きな雑貨に囲まれて素敵な先輩方と素敵なコンセプトのお店で働けることにとても幸福感を感じていた。

Webマーケティングの仕事と並行させながらなのでろくに休みはとれなかった。
でも、自分の得意な仕事で収入を確保しながらも、好きなことに挑戦できている充実感で突っ走ることができた。

そんな日々が2ヶ月ほど経った年末に、とうとう流行りのインフルエンザの魔の手がわたしにも届いてしまったのだ。

そこからだ。

インフルエンザは5日間の療養期間を過ぎたら出勤OKになるが、もう6日目にはシフトが入っており、しかも二連勤。

まだ体力も完全に回復していない状態でマスクをつけながらの立ちっぱなし&常に声を出し続ける(「いらっしゃいませ」など)仕事は本当に大変で、かなりセーブをしながら店頭に立った。

それに加え、クリスマスを過ぎた雑貨屋は想像以上に落ち着いてしまっていて、手持ち無沙汰になることも多かった。

その、「セーブして働く」ことと、「手持ち無沙汰」だったことのダブルパンチで、バイト中に無駄なことをあれこれ考えるくせがついてしまった。

週に19.5時間もの時間を拘束されてしまうこと。

それでも、他の人と比べて勤務時間も経験も少ないので、わたしができることはまだまだ限られていること。

Webマーケの仕事だったら、バイトの時給の3倍の単価で稼げるということ。

雑貨屋のバイトで得られると期待していたものが得られている実感がないこと。

そもそも、雑貨屋のバイトで何を得られると期待していたのかもわからなくなっていること。

特に単価や時間のことに関しては、それでもやりたい!と思ってはじめたことだったのに、自己有ryモチベーション低下に苦しんだ年末年始

年末から今週にかけて、わたしは仕事に対するモチベーションが著しく低下していることに苦しんでいた。


特に、雑貨屋のバイトのほうだ。


昨年11月から始めた雑貨屋のバイト。

最初は、リアルな接客の新鮮さ、大好きな雑貨に囲まれて素敵な先輩方と素敵なコンセプトのお店で働けることにとても幸福感を感じていた。


Webマーケティングの仕事と並行させながらなのでろくに休みはとれなかった。

でも、自分の得意な仕事で収入を確保しながらも、好きなことに挑戦できている充実感で突っ走ることができた。


そんな日々が2ヶ月ほど経った年末に、とうとう流行りのインフルエンザの魔の手がわたしにも届いてしまったのだ。


そこからだ。


インフルエンザは5日間の療養期間を過ぎたら出勤OKになるが、もう6日目にはシフトが入っており、しかも二連勤。


まだ体力も完全に回復していない状態でマスクをつけながらの立ちっぱなし&常に声を出し続ける(「いらっしゃいませ」など)仕事は本当に大変で、かなりセーブをしながら店頭に立った。


それに加え、クリスマスを過ぎた雑貨屋は想像以上に落ち着いてしまっていて、手持ち無沙汰になることも多かった。


その、「セーブして働く」ことと、「手持ち無沙汰」だったことのダブルパンチで、バイト中に無駄なことをあれこれ考えるくせがついてしまった。


週に19.5時間もの時間を拘束されてしまうこと。


それでも、他の人と比べて勤務時間も経験も少ないので、わたしができることはまだまだ限られていること。


Webマーケの仕事だったら、バイトの時給の3倍の単価で稼げるということ。


雑貨屋のバイトで得られると期待していたものが得られている実感がないこと。


そもそも、雑貨屋のバイトで何を得られると期待していたのかもわからなくなっていること。


特に単価や時間のことに関しては、それでもやりたい!と思ってはじめたことだったのに、自己有用感や目標もわからずに時間だけ拘束されている状態に疑問が出てきてしまった。

正月ボケや、これまで突っ走ってきたものに強制的にブレーキをかけさせられて緊張の糸が切れてしまったことも要因だと思うが、たった2ヶ月にして「もうバイト、続けていけないかも……」と考えるまでにモチベーションが下がってしまっていた。

たった1時間足らずの研修ですべてを悟る

ひとまずシフトの相談をしてみようか……なんて思っていた出勤日、店で一番経験が長い先輩スタッフが研修をしてくれた。

これまで、お店で扱っている商品の説明の研修が多かったが、この日は接客についての研修で、わたしがお客様で先輩が接客対応に入る、という実演も交えて教えてくださった。

たった1時間足らずの時間だった。しかし、その短い時間で、わたしがなぜ雑貨屋のバイトを頑張れなかったのか、理由がわかった。

それは、「わからないことがわからない」状態だったということだ。

昔、塾か何かのCMで、

先生:「どこがわからない?」
生徒:「どこがわからないかがわからない」

というセリフがかわされるシーンがあった。

ある事柄についてちゃんと理解できていれば、自分がわからないことが何なのか、自分の課題がなにか、何を解決すればいいかがわかるようになる。

でも、全く理解できていない状態だと、自分が何を頑張ればいいのかも見当すらつかないのだ。

わたしは、まさにその状態だった。

雑貨屋における仕事や接客について、できないことだらけにもかかわらず、何がわかるようになればいいのかも、何を頑張ればいいのかも、まったく見当が付いていなかった。

それでも店頭には立たなければ行けない。接客にも入らなければいけない。でも、うまくできない。先輩に助けてもらう。自信をなくす。役に立てていない。仕事がつまらない。

バイトの時間は、これの繰り返しだった。

でも、この先輩スタッフの接客を直接受けさせてもらったことで、わたしが何ができていないのか、何を頑張ればいいのか、どんなポイントに注意してどんな気配りをするべきなのかが、かなりの解像度で明確になった。

翌日、覚醒

それが、金曜日のこと。

その翌日土曜日、つまり昨日、わたしはまるで覚醒したかのように、出勤したそばからガンガンお客様に声を掛けていった。

出勤前に、昨日学んだ「接客時に何を話せばいいか」を予習するために、商品の資料やウェブサイトを見て予習もしていった。

そのおかげで、苦手だったアパレルの試着対応も、アクセサリーの対応も、お客様と談笑しながら楽しんで取り組むことができ、それだけでなくしっかりと購入につなげられた。

中には、お会計後にお客様から「楽しい時間をありがとうございました」と言っていただくことまでできた。

研修担当の先輩方がそれを見て、笑顔で拍手してくれ、「接客に正解はないけど、これがあなたの正解なんですよ!」と言ってもらえた。

これまでバイト中に褒めていただいたことはあったが、このときほど、自分の力がついていることを実感できたことはなかった。

その上、前日までモチベ底辺だったこともあり、この言葉は余計に心に沁み、涙が出そうになるほど嬉しかった。

その日はお客様の入りも多かったこともあったが、あっという間に閉店時間を迎えた。

帰路は、にやにやが止まらず、思わずスキップしたくなるくらいの達成感・充実感でいっぱいだった。

仕事でこんな気持ちになったのは、もしかしたら新卒ぶりかもしれないとぼんやり考えながら、その日は眠りについた。

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