SAA受講生による講義レポート「毎日が千秋楽日記」Vol.3~リーンキャンバス大会&メンタリング~
こんにちは!SAA事務局です。
SAA第5期の現役受講生である小曽根 康晴さんによる講義レポートの第3回目をお届けします。
ぜひ最後までお読みください!
クラスの振り返り
この日の定例講義ではペアワークとして、各自が課題として仕上げてきたリーンキャンバス(スタートアップのビジネスモデルを可視化するツールの1つ)をお互いに発表し合うとともに、聞き役はメンターとして相手に問いを通じて気づきを提供したり、良き壁打ち役となるもの。この日私は以下のような振り返りをしました。
メンターとしての「型」
特に未経験業界の3分ピッチの内容をその場で瞬時に理解し、参謀として相手(起業家)へ適切な問いをし示唆を与えるのはかなり難易度が高く、量稽古からのパターン認識に加えて、「型」を持つ必要性を感じました。
①起業家と「対」の思考ポジションを取る
起業家はその事業の専門家として比較的「具体」にフォーカスしがち。よって、起業参謀としてはその対極の「抽象」・「立体」に思考ポジションを取り、その空間を行き来する(「5つの眼」の活用)ことで、起業家との思考的な補完関係を成立させることができるのではないか。
※専門性の高い「具体」を理解しようとするので難しかったり、起業家と同じ土俵・目線の会話になり、構造的に有益な示唆出しをしにくいという解釈。
<5つの眼>
②「思考を活性化する4つのポイント」を活用する
メンタリングとは、指導する側(メンター)と指導される側(メンティ)が1対1で対話し、成長支援や示唆出しを行うこと。私たちで言えば起業参謀がメンターで、起業家がメンティ。私たち起業参謀側が、「深める」「浅める」「広げる」「狭める」の全体を行き来しながら、起業の良き壁打ちの相手になる。この思考・対話法は、網羅性がありかつ柔軟性に富み、改めて非常に有効だと思いました。
1.深めること → 本質を見抜くこと
2.浅めること → わかりやすいように言語化・可視化すること
3.広げること → 発想を広げること
4.狭めること → 最適なオプションを提示すること
(出所:「起業参謀」の戦略書)
しかし、これが中々難しい。クラスの演習でも、相手に示唆を与える前に、自分の理解不足や興味本位から自分が知りたいことを聞いてしまっていたりしました。そこを突破できても、私の場合は上表の「深める」はなんとなく出来ていたかもしれませんが、それ以外の3項目や4項目全体を行き来する形での問いを投げかけることは殆どできなかったです。
講義後のできごと
演習後の田所氏の解説を聞いても私自身はまだこの「思考を活性化する4つのポイント」を使いこなす筋道が明確になってなく、また、他の受講者の皆さんも同じような悩みを抱えているかもしれないと思い、slackで皆さんに学びのシェアを提案してみました。
すると、実に多くの方々からこの呼びかけに対してすぐに反応、投稿があり、上記の4つのポイントを含めて今後のメンタリング習得に向けた、新しい視点、気づきを得られることができたのです。「同期の仲間」の存在に励まされ、非常にありがたいなと感じました。実際、その後も別のトピックで受講生が仲間に呼びかけ、それに呼応するという動きが形成されつつあるように感じています。
まとめ
今回は、起業参謀にとって非常にパワフルなツールとなるであろう、「リーンキャンバス」や「思考を活性化する4つのポイント」を、演習を通じて学ぶ回でした。それ自体とても有益だったのですが加えて、こうして同期batch5の53名の仲間と力を合わせ、時には支え合いながら一緒に学びあえるのも、SAAの魅力の一つだと改めて感じたひとときでした。
(次回に続く)
いかがでしたでしょうか?次回もぜひお楽しみに!
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