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愛の感じ取り方

わたしはいままで恋愛においても人間関係においても、愛を伝えてもらわないと不安だった。
相手からの好意が分かることで安心して関わることができる。
だから、わざと試すようなことを言ってしまうことも多かった。

それは親にもっとかまって欲しかった過去の記憶があるからかもしれない。
わがままを言っても聞いてもらえない、と思うようになり、心に蓋をすることが多くなった。

現在、4年半そばにいてくれてる人は、言葉で愛を伝えるタイプではない。

一見優しくないように感じるかもしれない。
でも彼なりの優しさをわたしは感じ取れるようになった。
やってと言わなくても進んで家事をする、わたしがやりたいことを否定しないでくれている、イライラしているときは何も声掛けて来ずそっとしておいてくれるし、泣きたいときには黙って背中をさすってくれる。

急に変わったのではなく、わたしの感じ取り方が変わったのだ。言葉をもらう、プレゼントをもらうことでしか愛を感じ取れなかったが、彼と向き合う中で、これは私のために行動してくれてるんだ、と思えるようになった。

それは何度も彼と話して考えを聞いてきたから。
自分の考えを話すってすごく勇気がいることだった。
伝わらなかったらどうしよう。
上手くいかなくなったらどうする?

人間関係においてもそうだ。

褒めてもらっても素直に受け取れない。
そんなことないですよーって。

なぜか??
あとから周りで自意識過剰だと思われないか??

でも、まだ起きてもいないことばかり気にしていることに、とある方に気づかせてもらった。

確かに。思い込みが激しいな、自分。

そこからは少しずつ自分を出せるようになっていった。思いを話しても否定されることはほとんどないし、褒められてありがとうございますと言ってもそれ以上は悪いことは起こらなかった。

自分の人間力が少しずつレベルアップする過程がとても面白く感じる今日この頃です。


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