自分のデッキ選択思考、展開系を好む理由とミッドレンジについて
こんにちは。
私は普段は「ぜっけい(@sa_zetsuei)」という名前で
主に関東圏の遊戯王CSにプレイヤーとして参加しています。
最近はゼッケンCSの運営もしています。
8/10、11と2連続で閃刀姫を使用しCSで3位と準優勝を果たすことができたので自分がCSに持ち込むデッキを選択する思考や理由を書き留めたいと思います。
全文無料です。
1.復帰後のCSで負けていた原因
今でこそCSでそこそこ入賞出来るようになってきましたが、
CSに出始めた頃はほとんどサンダードラゴン(以下サンドラ)を使用していましたが中々入賞する事が出来ませんでした。
最初にサンドラで入賞したのはまぐれと言ってもいいです。
今もまだ下手なプレイヤー側だと自分では思っています。
(強いと言って貰えることが増えたのでそうではないかもしれないですが、尊敬する上手いプレイヤーと比べると下手です)
CSで負けていた原因として
・単純に遊戯王の経験値不足(当時)
・CS自体に不慣れで緊張して実力が出せなかったこと
・調整時間が少ない上にやり取りを多く行うミッドレンジのデッキタイプを選択したこと
が考えられます。
そしてこのミッドレンジのデッキを選択していたことが敗因の1つになっています。
ミッドレンジのデッキを選択すると当然やり取りを含むターンの経過が発生します。
例えば閃刀姫でいうと最初のターンはエンゲージを構えてターンを返すだけ(説明のため簡素に言います)ですが、
2ターン目以降は
・相手の動きに合わせる誘発の打ち方
・盤面を作られた際の乗り越え方、超えたあとの妨害の構え方
・数ターン先を見据えた閃刀魔法の回し方
・ライフカットが遅いため、8000ライフ削り切るターンの進行プラン
などなど書ききれないほど選択肢が沢山あります。
このようにやり取り・選択肢が多いデッキを選択するということは
ターンが長引くことでプレイミスを犯す可能性が必然的に高まり、ミスが増えれば当然勝ちが遠のき必然的に負ける
ということなので当時の自分がサンダードラゴンを選択してCSに参加すべきではありませんでした。
孤高で除外するカード(手札デッキ)をどうするかとか
雷鳥でマリガンして超雷が成立するかとか
普通のサンダードラゴンで何枚持ってくるとか
雷獣をデッキに1枚残して融合をループさせるようにしたりとか
選択肢がなにげに多い
執筆時点のミッドレンジデッキと言うと
・ドラゴンメイド
・サンダードラゴン
・召喚シャドール
・閃刀姫
・相剣
など、
ミッドレンジでは無いがやり取りが多く発生するデッキとして
・罠型コードトーカー(ライフカットは早いが罠でやり取りするシーン有り)
・エルドリッチ(スローゲームになりがち)
などがパッと思いつきました。
初心者であったり長期的に上手くなりたいと考えるなら、
当然これらのデッキを使用し練習する事で考え方やプレイの質が上がっていきます。
しかし短期的に勝利(入賞)を目指すならこれらのデッキを選択するよりは展開系のデッキを選択すべきだと思います。
例として電脳堺を使い先行を取ってVFDを成立させるとサレンダーされることがわかりやすいと思います
負けたくない一心で電脳堺のVFDを使用するヘルカイザー
展開系を使用すべきと考えるようになったきっかけとしては
2020年9月にドラグーンオルフェゴールを使用し2日間、
2CSで連続優勝を果たしてからです。
次の項目で詳しく書いていきます。
2.自分が展開系を好む理由
自分が展開系を好んで使用する理由としては
・先行時に明確な終着点がありプレイで迷うことがミッドレンジのデッキと比べ少ない。
先行展開の成立=シングル単位の勝利となる試合がある
例:電脳堺のVFD+ 朱雀
6素材ロンゴミアント
ドライトロンのアルティメットデクレアラー
先行展開3銃士(絶望)
・後攻では相手の盤面を崩し制圧するか、強引にライフカットをする択がデッキの性質上取りやすい
(やり取りを極力行わず試合が終わる)
例:相手の盤面を返した後にサベージ+バロネスなど複数の置物の成立(電脳はVFD)、
ヴァレルソード+サベージによる強引な8000ライフカット
お手軽4素材アーゼウスによる蓋
どのエクシーズ体からでも強力な妨害を持つアーゼウス君が簡単に出てくるのは良くないと思います
・最低限先行展開と後手のライフカットの練習をするだけで対人戦に持ち込める。
他のデッキタイプと比べ大会前の対人の調整が少なく済む
(当然最低限は必要だが他のやり取りするデッキと比べ少なくても戦える認識)
実際に時間が無いと言っていた社会人YPが全盛期ドラゴンリンクの先行展開だけ練習してCSで入賞した、という話を聞いたことがあります
ドラゴンリンクはピスティ以外のほとんどのカードが禁止になっちゃいましたね
4ハンデス+万能無効を構えるのは凶悪すぎました
長くなったので簡単に纏めると
・相手とのやり取りが少なく済む、
試合が早く終わるのでミスする前に試合が終わる。
調整時間が少なくとも勝てるケースが多い
といった考えです。
やり取りが長くなり試合も長くなればミスが増えます。
ミスを沢山するプレイヤーが負けるのは当然のことです。
この思考に沿ってCSに参加し始めた所以前より明らかに入賞の頻度が上がりました。
一時期はCSに参加する度、最低限でも毎回トナメに上がれたことを経験しています。
毎回トナメに上がれたのは楽しかった
最近はジアライバルを成立させるタイプの@イグニスター(勿論展開系です)を使用していますが、
負けている試合の原因がどうしようもないもの(下記記載)だけでプレイミスが原因の負けが無いので満足のいくデッキ選択だと思っています。
・壊獣やラヴァゴーレムの強制処理モンスターの直撃
・羽ライストリブート一滴の直撃、
加えてG二ビル泡影が直撃して展開出来ず負け
・初動欠勤
・神罠含む複数枚の罠ガバ伏せ
・勅命魔封じ
・VFDや6ロンゴミ成立(相手の展開閲覧)
こうして書くと多く見えますが、
いわゆる理不尽負けが大半を占めていてどのデッキでも共通する事項です。
プレミ・判断ミスによる負けが無いので全然良いと思います。
この4000打点の完全耐性持ちを成立させれば突破が困難なので展開の成功
=その試合の勝ちに結びつきやすいので好きです
3.展開系ミラーについて
展開系デッキ同士のマッチングを展開ミラーと言います。(多分合っているはずです、違っていたら教えてください)
基本的にどちらが事故らない限り最初に先行を取ったほうがマッチの勝利となることが多く、
じゃんけんでマッチの勝敗が決まってしまうことに対して嫌うプレイヤーもいると認識しています。
しかし自分は考え方を
・プレイヤーが下手でもじゃんけん次第でどんなプレイヤーにも勝てる可能性(単純計算で50%)がある
といった感じに視点を変えました。
じゃんけんに勝つという運要素でマッチの勝敗を決めやすいことは、未熟なプレイヤーでも勝てる可能性が高いので重要な点です。
展開ミラーがどうしても嫌な方は誘発の枚数が多いミッドレンジを使うか、後手でも引いた罠次第で戦える罠型コードトーカーなどを練習して使用するのが良いと思います。
じゃんけんに負けたら相手が事故るのを祈って粘ります
事故らなくて負けたら忘れて次のマッチを頑張ることにしています
4.それでも自分が閃刀姫を使っている理由
ここまでの話で展開系を好んで使っているはずの自分がたまに閃刀姫を使っています。
自分が閃刀姫を使う理由としては
・単純に閃刀姫のプレイに自信がある
・環境を見て閃刀姫が有利だと感じた場合にのみ使用する
・単純に閃刀姫の戦い方や閃刀魔法のパワーが好きだから
といったものになります。
自分が遊戯王に復帰してから幸運なことに周りに閃刀姫の上手いプレイヤーが多く、常に多彩なプレイを吸収できる環境があったことが使用するにあたった大きなきっかけです。
その次にデッキを組み、自分と実力が近いプレイヤーと何ヶ月も閃刀姫のみを使用し調整や練習を重ねたことで
CSに持ち込めるだけのプレイを磨くことが出来ました。
下積みみたいなものですね。
この下積みを十分に積んだデッキは閃刀姫くらいです。
なので唯一ミッドレンジの中で閃刀姫はCSに持ち込めるといった感じです。
この下積みが無い状態で例えば召喚シャドールなんか使おうものなら
CSに10回参加してもトナメに上がれるのはせいぜい1-2回で、それも引きだけでしょう。
実際に1人回しのみ行った状態で召喚シャドールを使い非公認に何度か持ち込みましたが、当然負け越しました。
やはり練習しないと勝てないですね…
閃刀姫は練習・調整の甲斐あって勝ち越せています。
5.その他思ったこと・頑なにミッドレンジを使用するプレイヤーについて
結果が出せていないのに頑なにミッドレンジを使用しているプレイヤー(長いので以下Aさん)について少し。
批判しているわけではありませんので誤解しないでください。
AさんはCSの参加数は誰よりも多いのですが、必ず同じデッキを使用しほぼ毎回予選落ちしていて何とも言えない感情を抱きました。
周りの話を聞いたり分析した結果としては
・(恐らく)プレイの練度が低い
・勝った試合が所謂引きだけであり、下ブレ〜普通の手札で相手と拮抗した場合に負けている
・環境の変化に合わせてデッキ選択と構築の変更が無い
の3点(実質1点ですが)が勝てない理由だと思いました。
これを改善するにはなるべく実力が近い相手とミッドレンジタイプ同士のデッキを使用し十分に調整することだと思います。
それか自分がやっているように展開系のデッキを握るか。
その調整をしないで(言い方は悪いですが)CSに参加し続け実力の高いプレイヤーに負け続けるのは色々と勿体ないと思います。
(あえて色々、という表現で濁します)
CSに出ているプレイヤーのイメージを順番に書くと
①自分のデッキ・プレイ・環境読みなど複数の要素に自信があり、入賞を本気で狙うプレイヤー。
いわゆる常連さん。
②自信があるプレイヤーだが今回は普段と違うデッキ(練習はしたがそこまで慣れているデッキではない、環境を読んで別デッキを持ち込んでみたなど)で参加するプレイヤー。
とりあえずトナメ進出を固く狙い、入賞は狙えたら狙う感じ。
③CSに慣れてきたプレイヤー。
目標として決勝トーナメント進出を目指すことが多いイメージ。
④CSに参加して間もないor初めて参加するプレイヤー
といったイメージを自分は持っています。
このうち③と④に当たれば勝てると思いますが
勝ち残るほど①と②に当たることが多くなるのでトナメに上がれないor上がれてもトナメ1落ちといった感じになるかと思います。
長々と書きましたが自分自身がミッドレンジで扱えるデッキが現時点では閃刀姫しか無いので、
書いたことが間違っていたらこっそり教えてください。
終わりに
以上になります。
自分の考えを移動中などに書き留めたものでつたない文章でしたがいかがでしたでしょうか。