140字に収まらなかったどころか
ミュージャンの楽曲には普通、レコーディング→リリース→ライブで披露という流れがある。リリースしてファンのみんなに楽曲を周知してもらってから演奏する方がライブは盛り上がる。
これが逆になるとどうだろう。ライブツアーで突然全くの新曲を披露する。ファンにとっては当然それも嬉しい。全国ツアーで何十公演もあるとしたら、演奏の仕方は都度都度変わっていくかもしれない。まだリリースどころかレコーディングもしていないから、歌詞は変えないにしても、リリース済みの曲以上に自由にアレンジし放題になるはず。ライブを経てからレコーディングをすることで、よりライブっぽい楽曲になる。
普通のパターンなら、先にレコーディングしてリリースした時が誕生で、ライブでたくさん披露されていくことで楽曲は成長していくものだと思う。でも成長した後でレコーディングするのも面白いと思う。
自分の好きなスキマスイッチでいうと『アーセンの憂鬱』とか『トラベラーズ・ハイ』がそれにあたる。
この逆転形式はアイドルの楽曲ではそうそうないだろう。ただ、逆転形式というよりは、単にたくさんのライブで披露した後に再レコーディングをしてみてほしいなと、乃木坂46の「11th YEAR BIRTHDAY LIVE」を配信で観た直後に『Actually…』のCD音源を改めて聴いた時に思った。
詞も曲も編曲もそのままで、あの曲を、あの叫びを、もう一度レコーディングしてみたらどうなるのだろうか、というのを勝手に妄想していた。600字超えた。