決断 ~5/18 大井11R~ (番外編)


◎⑪サンビースト 単複


年に数回しかないJRA2勝クラスとの交流競走。
戦績を紐解くと笠松と園田の交流戦で1勝ずつを挙げただけの馬だが、昇級初戦の前走で目下の充実ぶりを窺わせた。


※2番手追走の青帽⑦番。直線入口で一瞬ではあるが馬なりで前を交わし、堂々先頭に躍り出る

4ヶ月ぶりの実戦。
このレースは1400mなので1200mの今回、発馬のダッシュ力の違いは鍵にはなるけど、これだけのセンスがあるならそこは気にならない、と考える。

馬なりで先頭に立った1200m通過時点で(重)1.11.5。
その仕様でもっとビッシリ追っていたら…だろうし、現級通用の芽は十分に窺えた。
もっとも交流戦2勝の馬なので、地方の深いダートや直線坂のないコースに替わること自体は歓迎。
この雨で馬場が締まればなおスピードが生きるかもしれない。

②着におととい東京で現級勝ちのダンケシェーン。その他③④⑧着馬が直後に現級入着。意外と好メンバー戦でもあった。


今のJRAとの交流戦は新型コロナの影響で重賞競走以外は地元騎手の騎乗しか叶わず、ほとんどの馬が乗り替わり。かつ初騎乗。
そこで出だしやや慎重に…といった心理が作用するかもしれない。

今回のメンバーを見渡すと、格的にいかにも有利なJRA3勝クラスから転入初戦の2頭が人気を集めるだろう。しかも本田Jと矢野J。

余談だが、そのうちの1頭バーンフライは昨年の牡馬三冠馬コントレイルの半兄。
更に移籍先が元所属の矢作師の愛弟子坂井瑠星Jの父・坂井英光厩舎。
開業したてということもあるし、言わば御祝儀的な指名であろう。このような背景からも心情的に売れる要素は十分。

如何に格上なれど中央で頭打ち状態だからこその移籍。片やこのレースで4頭しか出ていないうちの1頭の4歳馬。

まだキャリア11戦。サンビースト&若手・吉井章Jのスピードを存分に生かした競馬に期待する。

ここは格より勢い!


期待度:★★★★☆

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