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セーラームーンのミュージカル版を久しぶりに見て 

過去は1つでも、未来は1つじゃないよ。

今日は祝日。時間があったので、久しぶりに懐かしいミュージカルのDVDを引っ張りだした。その本編の中で印象に残った言葉。

2002年サマースペシャルミュージカル 美少女戦士セーラームーン『無限学園 〜ミストレス・ラビリンス〜』


まだ小さい頃。初めて見に行ったミュージカルはこれだったと思う。

原作で言うと、第3期のデス・バスターズ編、アニメで言うと第3シリーズの美少女戦士セーラームーンSを題材にしたミュージカル。

外部太陽系戦士の登場、セーラーサターンの覚醒、世界の破滅と再生、ミュージカルのオリジナル要素で入ってくるグリーム星の話……etc.

少し重ためで、若干暗さもあるストーリー。

セーラームーン&内部太陽系戦士VS外部太陽系3戦士と、セーラー戦士内でも未来への思いがすれ違い、対立してしまうのが、凄くもどかしい。

外部太陽系3戦士→かつて月の王国が滅びる時、破滅の神を召喚しまい、世界を終わらせたこと。それを過ちとし、転生した現在も背負い続け、自らの手を既に「汚れている」なんて言う。かつてのようなことは2度と起こさない。また世界が終わる、なんてことがないように。そのために、破滅の戦士セーラーサターンが覚醒する前に封印する=サターンの魂を持つほたるちゃんを倒す。それを目的にし、そのためなら何だってする、その目的達成を邪魔するなら同じセーラー戦士だって敵とみなすという考え。


そんな外部太陽系3戦士に対して、セーラームーンは、「過去は1つでも、未来は1つじゃないよ。」と語りかける。

外部太陽系3戦士の考える未来以外にも、別の未来がある。ほたるちゃんを見殺しにせずとも、セーラー戦士全員救える未来がある。そう強く信じて、そう訴え続ける。そして全員救える未来に向かって行動し続ける。

その後、結局サターンは覚醒し、暴走した敵を止めるため、サターン自身の「覚醒した以上、沈黙の鎌を振り下ろさなければならない」という使命のため、沈黙の鎌は振り下ろされ、世界が終わる。

終わりゆく中、ウラヌスがセーラームーンに向かって、「これで満足か?答えろ!!!」と叫ぶのはあまりにも悲痛すぎて辛い。

でもここで終わらずセーラームーンはその力で振り絞って世界を復活させて、敵を倒し、セーラー戦士全員を救った。

最後まで見てみて、改めて

「過去は1つでも、未来は1つじゃないよ。」

という言葉が刺さる。

過ぎたことは変えられないから、過去は1つしかないけれど、未来は行動次第で変えられる。だから未来は1つじゃない。

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