ステージに立つ人々〜「Endless SHOCK-Eternal-」配信を見て〜
先日、3月28日に生配信された「Endless SHOCK-Eternal-」を、見逃し配信で視聴した。曲だけ聴いたことあるっているのが数曲あるだけで、ちゃんと見るのはこれが初めて。
登場人物の人間模様に、各演者の演技に、ストーリーを支える音楽に……、その全てに引き込まれ、
ストーリーのところどころで泣きそうになって、
見終わった直後の余韻が凄くて、
上手く言葉に出来ないほど、感動した。
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今回感動した一番の要因は、多分ステージに立つ人たち(登場人物たち)の人間模様。
登場人物たちは、あまりにもキラキラ眩しいパフォーマンスが繰り広げられる“オンステージ”に立ち続けると同時に、それぞれの想いが上手く噛み合わず交錯する“バックステージ”で生きている。
センターに立ち続けた人。彼は圧倒的センターであり、他の人たちを引っ張っていく存在であるが故に、のしかかる目に見えない重荷。それが彼に焦りを生み、どんどん孤独になっていく。
孤高のセンター
という言葉が似合う。
そんな孤高のセンターの近くに立つ人。尊敬や憧れの気持ちもあるけれど、それ以上に前に出てしまった、嫉妬。あまりに適わない彼に対する劣等感。どんどん歪んでいく感情から生まれた狂気。
憧れか恋心か?孤高のセンターを想い続けるヒロイン。
……etc.
それぞれに個性のあるキャラを持った登場人物たち。カンパニーでの各々の立ち位置、センターである彼への眼差しの違い。すれ違う感情。ここで上手く噛み合えば、きっとハッピーエンドなのに……そう上手くはいかず、修復不可能なところまで墜ちていく。
失った仲間。
失って気づいた感情。それを胸にまた歩み続ける。
そこに人間ドラマが見えて、感情移入した。
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今回こういう配信というかたちでも見ることができてよかった。
「Endless SHOCK-Eternal-」は本編のスピンオフ的な立ち位置のストーリーとのことで、いつか本編を生で観てみたいな!!
その時は、きっと、またストーリーの見え方が変わってくるのかもしれない。