8/28ドキュメンタリー映画『龍虎武師』が中国で公開されます!!
シニア・スタントマンには彼らの信念を説明する言葉があって、これは怖いもの知らず、クレージーな人にも通用する。それは『龍虎武師』で、直訳すると『ドラゴン・タイガー』つまり力に力を重ねる、勇気に勇気を重ねる、という意味だ ~中略~ 僕らジュニアにとって、『龍虎武師』は最高の褒め言葉だった。 ーI AM JACKIE CHANー僕はジャッキー・チェン よりー
この本が外国(アメリカ)の方々向けに書かれているのでこのような表現になっているようなのですが
当時の香港のスタントマンにとって『龍虎武師』と呼ばれる事は自身が最高のパフォーマンスをやり遂げた証であり、仲間からの称賛を受ける事で次のスタントへ挑むモチベーションのようなものになっていると感じました。
スタントマンとして『龍虎武師』と称賛されるように日々努力されたんですね。
Twitterで「龍虎武師」で検索かけてみると、言葉の由来や色々な情報が溢れてて感激です✨みなさん博識だな~>さすがにそこまでの情報は網羅できましぇん💦
その龍虎武師をそのまま題名に持ってきているドキュメンタリー映画がこちら。
落下シーンだけ繋げてこんな動画作るとか!!(クレイジー
英題ではKungFu Stuntmenとなっているところがミソ。
この作品の内容は、香港映画の監督、スタントマンの方々にインタビューを行い、香港のスタントの歴史を辿るというもののようです。
ほうほう、ポスター題字はアンディ・ラウ!!(✨達筆なんですね✨)
香港スタントマン協会というものがありまして、会長の座をエリック・ツァンから受け継いだ錢嘉樂(チン・カーロウ)が映画を製作しようとしたところからスタートしました。
チン・カーロウさんも数々のジャッキー作品に出演されていますが、「酔拳2」で製鉄工場に勤めていたフォウとか「新宿インシデント」で、鉄頭へナイフをいきなり刺し、止めに入った老鬼も殺してしまう人(わかりづらいw
広東語ではなく、北京語ベースのようですが私は思うんですけども
やはり香港や香港を好きな方たちだけではなく、中国(大陸)の方たちにも観てもらいたいという気持ちがあるんじゃないかなと。この少しづつ奪われていく自由の中で残せるものを今のうちに残しておこうというものと、
何よりも香港の文化の一つを知って欲しいという思いがあるのだと
もちろん、これは私が勝手にそう感じて、思った事に過ぎませんが
最後に出てくるツイ・ハークの言葉が重いですね。
「他们以前做的事情 往后也沒有人会做得到」
確かにあの頃のような、自分の肉体を駆使して(時には命を懸けて)表現する事はやらないし、もうできないのかも知れないですね。
日本でも公開して欲しい作品です。
シニア・スタントとなると話は別だった。彼らは野性的で荒々しく、その日その日が最後かもしれないという職業であるため、『一瞬に生きる』というタイプが多かった。
『龍虎武師』なら、人生を全て飲み込む前に、まず人生を嘲笑する。
だから、僕は仕事に全てを打ち込んだ。自分にドラゴンとタイガーのスピリットがあることを証明するために。 ーI AM JACKIE CHANー僕はジャッキー・チェン よりー
最後まで読んで頂き、ありがとうございます(^^)