⑳今だからこそ考えてみたい。ジャッキー・チェンがハリウッドで成功したわけを。
はい。作品に沿って、ジャッキーのアメリカ進出を振り返っておりますこのシリーズ。
忘れないうちに出していきたいんですけどね~。
少し復習しますとハリウッドでの成功の陰で、今までのジャッキーの成功に欠かせなかったゴールデン・ハーベストが映画制作事業から撤退。ゴールデン・ハーベストでのジャッキー最後の作品となったのが「アクシデンタル・スパイ」
「ラッシュアワー」が事実上の世界的大ヒットとなり、凱旋ではないけど今までの香港でのジャッキー映画とは違い、少し世界の皆さんを意識した作りになっていましたね。
ゴールデン・ハーベストが無くなって、次に公開となったのは「ラッシュアワー2」
「ラッシュアワー」の続編という事もあり、大々的なプロモーションも行ってます。またまた大ヒットとなっていました。
しかしもう香港には地盤が無い。
当時、自身が最も需要のある場所はハリウッドだった
すでにゴールデン・ハーベストは映画制作からは撤退している状態。
(2009年よりオレンジスカイ・ゴールデン・ハーベスト・エンターテインメント・グループとして映画制作事業へも復帰しています)
そんな中「ラッシュアワー」「シャンハイ・ヌーン」以外のヒット作品も作りたい。他の監督、俳優ともやってみたいという気持ちが溢れている作品がこちら
「タキシード」
しがないタクシー運転手で自分に自信が無いジミー。しかし1人の乗客によって大きく運命が変わっていくーーー
監督:ケヴィン・ドノヴァン
主演:ジャッキー・チェン
共演:ジェニファー・ラブ・ヒューイット、ジェイソン・アイザックス、リッチー・コスター
監督はCM出身の新進気鋭の方だったようですね。「ラッシュアワー」「シャンハイ・ヌーン」と同じ感じの人選になっています。
当時はジャッキー初のVFX使用というのが話題になっていたような気がします。
配給会社に大注目なんですけどもドリームワークス
こちらはスティーブン・スピルバーグが創設した配給会社になります。制作会社も同じくスピルバーグが創設したアンブリン。
ジャッキーとスピルバーグは99年には既にお会いしていたようですね。「ラブレター」のプレミアより。
スピルバーグとジャッキーの関係
「タキシード」自体にはクレジットにその名の存在しないスピルバーグ。
ジャッキーはスピルバーグと一緒に仕事をしてみたいと思っていたようですね。
80年代に世界的に大ヒットした映画がありまして。若い方々はわかるかな?インディ・ジョーンズシリーズ
この作品に大きな影響を受け、ジャッキーが作った作品がこちら
「サンダーアーム/龍兄虎弟」
アジアの鷹シリーズもジャッキーにとって欠かせない作品となっています。しかしインディ・ジョーンズに感化されたであろう事は言うまでもなく。オマージュシーンが色々出てきますね。
スピルバーグもリスペクトしていたジャッキーは、お会いして大感激したようなんですけども、その時のエピソードは色んな所で語られている鉄板ネタになっているようです。
その時々によって少しずつニュアンスは変わっているようですが
コメディアンで作家でもあるスティーブ・ハーヴェイ司会の番組でも語っています。
頭の怪我のエピソードと共にどこ行っても語ってるなw
スピルバーグと言えば、もう1つ有名なエピソードが
「E.T.」の超有名なシーンなんですけども
この作品が公開されていた時、ジャッキーは「プロジェクトA」を撮影していまして、「E.T.」でも自転車を使ったシーンがある事を聞きつけ急いでスタッフと共に観に行ったらしいのですが、全く違う使い方をしていたという事でホッと胸をなで下ろし、再び撮影をしたというエピソードがありますね。
スピルバーグだけで今回の記事が埋まってしまいましたがw
「ラッシュアワー」「シャンハイ・ヌーン」以外の作品で
ジャッキーがリスペクトしている人物と一緒の作品が作れるチャンスが巡ってきていたという事です。>ジャッキーの持つ巡りあわせって改めて凄いですね~。どうなっとるんよ?
次回こそは出演者、スタッフの話をじっくり書きたい。
ところでWOWOWさんでは
3/8㈫13時~ WOWOW4Kで
3/9㈬16時40分~ WOWOWプライムで
「タキシード」放映されるみたいですよ~
この機会に是非~
最後まで読んで頂き、ありがとうございます(^^)
私はジャッキー・チェンを良く知らない、最近知ったばかりの方へ向けて記事を書いていきたいな~と思います。 メリケンコさんのYouTubeで訳詞を提供しております。そちらもどうぞ https://www.youtube.com/c/moriatomerikenko/videos