「理想通りの自分」の作り方
"As he thinks, so he is; as he continues to think, so he remains."
"A person is limited only by the thoughts that he chooses."
-James Allen
「人は考えている通りの人になる。思考が人をつくるのだ」*
「人が感じる制限は、自分の思考が作り出しているにすぎない」*
- ジェームズ・アレン
* 筆者の翻訳
ジェームズ・アレンの著書「一瞬で運がよくなる!シンプル習慣」(翻訳:本田健)という書籍をいただきました。
ジェームズ・アレンは、"As a man Thinketh" (邦題「原因と結果の法則」)という聖書の次に売れたと言われる (wikipedia)、自己啓発書の源になる本を書いた人です。
"As a man Thinketh" は、1900年頃に書かれたということなので、すでに120年ほど前ですね。
となると、日本でも有名なナポレオン・ヒルの著書「思考は現実化する」よりも35年くらい前。
「原因と結果の法則」の本のメッセージをシンプルに言うと、
人は、自分の思考通りの人になる
ということ。
また、自分には無理だとか、あの人は特別だから、というような思考(制限)は、自分自身が作り出しているにすぎない、ということです。
自己啓発では、どうやったら夢が叶うか、どうやったら理想の自分になるか、という内容のことが書かれている書籍が多くありますが、ジェームズ・アレンに言わせると、究極は、「自分が心からそのように思えば、そうなる。」ということです。(もちろん、そのようになるためには、それなりの心の持ち方や行動などが必要で、その内容が書籍には書かれていますが)
また、このタイトル「原因と結果の法則」を紐解くと、
「原因」は自分の思考。
「結果」は自分の実際の姿(現実)。
欲しい結果は全て自分の思考から導かれるということです。
言い方を変えると、現在の自分は、これまでの自分の思考が作ったもので、自分が思い描いていたとおりの結果が今の自分ということになります。
ここで、自分は思っていたとおりになっていない、と思う方は、ここから先が重要。
「思考」というのは、意識的な部分と無意識的な部分がありますよね。
たとえ自分は「こなりたい!」と意識的な部分で思っても、潜在意識のレベルではそう思っていなかったり、実は反対のことを潜在意識が思っていたら、現実は潜在意識の思考になってしまうということです。
なので、現在の自分が理想の自分でないとしたら、自分の潜在意識が制限をかけていて、その制限をかけているレベルで実現しているんです。と、この本は言っています。
これを自分の現在に当てはめて考えると、
最初は腑に落ちないなぁ。。と思いました。
が、よーく考えてみると、「確かに・・・」というか、「なるほど・・・」と思えてきました。
私が人生の中で最大の夢だと思っていた「移住」。
移住したいと思い始めてから実現するまで10年ほどかかりましたが、30代前半で実現。
思い始めた時は、私自身がまだ移住して一人で生きていく準備が出来ていなかったんでしょうね。10年という長い時間がかかったのはそのせいだったのかも。
そして、その10年間ずっと、移住することに関して、不安は1ミリもなく、「移住したい」としか考えていなかったんです。
一人で外国で生きていけるんだろうかとか、仕事のこととか、将来のこととか、全く不安を感じたことはありませんでした。
また、現在私が就いているお仕事については、2007年に日本帰国後、絶対に就きたいお仕事だったんです。
帰国後の数年間は何度も受けました。が、受かりませんでした。
その間に、違うお仕事と巡り合い、違うお仕事に、それなりにやり甲斐も感じていました。
なので、普段の生活では、そのやりたかったお仕事については考えることもなかったですし、再度受けることもなかったんです。
でも、私の潜在意識の底の底では、諦めきれていない部分があったんでしょうね。そして、思考がそれに向かって一生懸命働いてくれていたんだと思います。
5年半ほど前、ある偶然からそのやりたかったお仕事に就けるチャンスが舞い込んできたんです。
面白いのは、私から能動的に動いたわけではなく、「舞い込んで来た」ということ。
きっと、その時が私にとってそのポジションに就く最善のタイミングだったんですよね。
それより以前の私では準備が出来ていなかった。だけど、思考が実現に向けて頑張ってくれていたお陰でベストなタイミングで、舞い込ませてくれたんだと思わざる得ません。
現在は、次のステップらしく、そのお仕事とお別れするタイミングに来ています。
私が抱く夢ややりたいことは、思考が7年~10年かけて実現させてくれていることを考えると、
今の自分がやらなければいけないことは、
自分がこうなっていたいと願う10年後を思い描き、自分の潜在意識にそれと同じピクチャーを持ってもらうこと。
さて、ワクワクする「とびっきりの10年後の自分」を思い描きます!!