病院薬剤師が職場を選ぶ時に見ておきたいと思うポイント
病院薬剤師になって5年。
就職して、働く中で、
「就活(職場選び)の段階で、この視点を持っておきたかったな〜」
と思ったことを覚書したので、
そういう視点もあるのかという足しにしてもらえたらいいな、という気持ちで書きました。
(わたしは病院薬剤師歴5年で転職もしていないし、地域や各医療機関ごとで事情もかなり違ってくるので、すべての人に当てはまることは言えません。
あくまでも視点の足しとして使って下さい。)
大病院をみる時にチェックしたいこと
病院自体が大きいと、病棟業務に重きが置かれていたり、チーム医療への参加も進んでいる傾向にあることが多いでしょう。
薬剤部全体としては業務の種類が多い一方、分業制のようになっていて、一人の薬剤師が携われる業務は単一なケースもあり得ます。
(内服調剤担当ならその仕事ばかり、注射担当だったら注射の仕事ばかり、といった話もしばしば耳にします。)
病棟業務がやりたかったのにDI(医薬品情報)担当や調剤担当になってしまって変われない といったミスマッチが起こらないよう、
薬剤師の人数に対して、何担当が何人いるか 聞けるといいでしょう。
担当業務の数が多いのに、ローテーションが長ければ、いろんな仕事を経験するのは難しいのかなということも推測できます。
業務担当の希望はどの程度叶うものなのか、
担当の交代はどのくらいの頻度であるのか、
も聞いておきましょう。
ローテーションのスパンによっては、いろいろな仕事を経験しておきたい!というようなタイプの方にはミスマッチの可能性もあります。
小規模病院をみる時チェックしたいこと
小規模病院で薬剤部の人員が限られている場合、病棟業務までなかなか手が回らず調剤中心の業務となり、調剤薬局寄りの業務が多くなってしまうケースもあります。
病院らしい仕事、病棟業務をやりたい!と考える薬剤師には、物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
働く薬剤師の人数に対し、薬剤管理指導件数がどのくらいあるか聞いてみましょう。
一方で、少人数でもなんでもやる必要がある分、やや浅めでも幅広い業務を経験できるケースもあります。
人員が限られていると、有休が取り難かったり、休みたい日に休みづらいといったケースもあります。
有休取得率を確認しましょう。
また小規模だと人間関係も特に気になるところ。
注意点としては、一人の人間がいるかいないかで空気が全然違うこともあるので、見学は複数回行くことをオススメします。
(お局さん的な人が、いる日といない日で雰囲気が全然違う なんてことはザラにあると思う)
20、30代の女性が多い職場では、状況が変わってしまうケースも…
月あたりの当直回数等は、若い女性の率が高い職場の場合簡単に変わってしまうこともあります。
(月 約30日)÷(薬剤師の人数)=当直回数
のような場合では、育休、産休のスタッフが数人出れば、結構簡単に人員不足になり、一人当たりの負担は大分変わってきます。
また、薬剤師の新卒採用は、内定者が国家試験に不合格になると、その年は採用数が予定よりマイナスになってしまうこともあるので、中途や派遣で臨機応変に補充できているかもポイントです。
以上、今わたしが病院就活するならチェックしたいことをまとめてみました。
また思いつくことがあれば加筆修正していこうと思います。
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