妄想旅ふたたび。自宅で温泉旅してみた
日本のほとんどの成人に搭載されているスイッチ。疲れたとき、お休みが取れた時、取れなかった時。ふとした瞬間このスイッチが入ると、人はこう呟きます。
「あー、温泉行きたい…」
GW中に1日だけ在宅でちょっとしたお仕事が入っていたのですが、それが終わったあとに入ってしまったんですよ、このスイッチが…。でも今は温泉旅行はおろか近所の銭湯にも行けない…!
となれば妄想旅です。自宅にいながら、この温泉欲求を満たすことができるのか!?再び自分との闘いの火ぶたが切って落とされました。
<初回の様子はこちらから>
①熟考して導き出した行先は
まずは、どこに行くか。草津、熱海、箱根、南紀白浜、別府…日本にはたくさんの名湯と言われる温泉地がありますよね。そんなところの素敵な温泉宿っていったらもう、泉質、湯加減、足を延ばせる広さ、食事のクオリティ、景色、女将の笑顔…。だめだ!これまでの数々の温泉経験が妄想力を凌駕してしまう!
というわけで、私は作戦を変えました。
逆に考えてみましょう。そういう温泉宿には、いつかこの状況が収まれば行けますよね。せっかくですから、たとえ平時だったとしても、なかなか行けないところに行こうではありませんか。
となれば行くべき場所は、そう。ハンガリーです。
温泉大国ハンガリーの首都ブダペストにあるセーチェニ温泉。地元の方や観光客でにぎわう、ヨーロッパ最大の温泉です。行ったことがなくても、テレビや写真で見たことがある方も多いのではないでしょうか。特徴的なのは、水着を着て入ること。あと温度はちょっとぬるめです。
②スケジュールを組み立て、荷物を準備しよう!
そもそも「旅行に行く前のワクワクする時間って、もしかしたら旅行以上に楽しい→じゃあ、準備だけでも楽しめるじゃん!」という発想で始まった妄想旅ですので、旅支度をきちんとすることが肝心です。
今回は海外ですので、パスポートを引っ張り出してきます。
水着は前回沖縄妄想旅用に準備しているので、そのまま転用。
どうせならやっぱり写真みたいに明るい時間に行きたいですよね。というわけで昼間の時間に決行です!やはり不思議とワクワクします…!
③正気を捨てて、温泉気分に浸れるか!?
さあ、いよいよここから旅がスタートします。
どう見てもセーチェニ温泉です。ちゃんと水着を着て入ります。
セーチェニ温泉の名物は温泉につかってチェスを楽しむ地元のおじさんたち。これも有名なので見たことある方も多いかと思います。
もちろん、チェスもやります。アプリで。
なお、チェスの知識は「ハリーポッターの映画に出てきたやつ?」レベルです。映画みたいに駒を叩き割ってはいけなさそうなことは、なんとなくおぼろげに理解しつつルールはさっぱり分かりません。ところが、きちんと初心者向けにルールを教えてくれるアプリで遊んでみたら、ちょっとやっただけでなんとレベル10段階のうちレベル7まで勝利を収めることができました(笑)チェスめっちゃ楽しい…!
ちなみにレベル8になったら笑っちゃうくらいボコボコにやられました。若干、駒を叩き割りたくなりましたが、これが、最初優しくしておいて突き放すというモテテクってやつなんですかね。残念ながらまんまとハマり、30分以上経過していました。(実行する方、水分補給と換気とスマホの防水対策は行いましょう)
思いがけず新しい趣味と出会う…やっぱり旅行っていいですね。
温泉から上がったら、地元の名物をいただきます。
ハンガリーは、米津…じゃなくてパプリカを料理にたくさん使うそうです。このグヤーシュというスープにもたくさん入れます。また赤ワインやフォアグラも有名ということで、ブダペストの夜景を見ながら、ちょっと贅沢してみました。
(※グヤーシュのレシピは検索したら出てきました。意外と簡単です。フォアグラは、なんと出前できるレストランを発見。しかもとてもおいしいです。きっとお客さんが減って大変だと思うので、また別のメニューを注文して、応援したいと思います…!)
このあとはGoogle MapとGoogle Earthで街を散策し、気づけば夜になっていました…。というわけで今回も、妄想旅、大成功!(ポジティブ思考)
前回の記事のコメントや知人からのメッセージに、「旅行に行けなくなってしまったので妄想旅してみます」というものがとても多く、皆さん頑張ってきちんと自粛されているんだな、と励まされました。
色々と大変な状況ではありますが、ぜひ妄想温泉でリフレッシュしてみてください♪
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