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熟年離婚(前編)


12月上旬に母から電話があった。
"お父さんが家を出た"と。

母から聞いた家出の理由は2つ。
①父方の祖母のこと
②飼い猫のこと

わたしは母が言っていることを
半信半疑で聞き流し
父は1週間ぐらいしたら
家に戻るものだと思っていた。


しかし1週間後父からLINEが。
"明日電話できる時間はあるか?"と。

翌日電話で父の現状と
父が母と離婚したいと
思っているという意思を聞いた。

わたしはなんとなく
そうだろうなと思っていた。


父と母は昔から仲が良いと
決して言える夫婦ではなかった。

母からはよく父の悪口を聞かされ
父は家事育児を母に任せきり
家族で出かけたり旅行に行ったのは
おそらくわたしが保育園児の頃が最後。

わたしは3兄弟の長女で弟が2人。
公務員(教員)の母は
わたしにだけ躾や教育が厳しく
わたしはそれをずーっと根にもっている。

父は会社員を辞め自営業となり
朝はゆっくり出勤し
夜は遅くまで働いていたので
ほとんど家にいる姿は見なかった。

わたしの印象↓
母は昭和の固定概念があり柔軟性なし。
自分の価値観以外認めない。
父は固定概念はなく柔軟性あり。
自由人で縛られることが嫌い。

そんな2人が結婚したので
喧嘩をよくしていた。


話は戻り...
父からの電話の中で
父は数年前から離婚を考えていたこと
同じぐらいから精神科にかかり
睡眠薬などの薬を服用していること
お金のことなどを聞き
母から聞いた家出の理由は
キッカケでしかないことを確信した。

父は数年前から
離婚を考えているだけあって
数年前から出来事を簡単に日記につけ
離婚するための手続きの仕方を
周りの人に聞いていたようだ。

父はその日記を中立の立場の
わたしにも見てほしいと言って
PDFにして送ってきた。

父方の祖母のことで母と揉めていること
父が祖母と一緒に銀行に行ったり
遺言書を作成しに行ったり
施設に入るための準備をしたり
祖母の身の回りのことをしていること
家での母の様子等
生々しい内容が並んでいた。

わたしはそれを読み
母のダメなところが出ているなとか
ここは父が違うのではないかとか
父がこんな風に思っていたのかと
初めて父の気持ちを知った。

小さい頃から母が
父の悪口を言っているので
わたしは小さいながら
なんで結婚したのかな?とか
嫌いなら離婚すればいいのに
などと思っていた。

あと母が父の悪口を言うことで
父はダメな人なんだという洗脳を
少しずつされていたんだ
ということに気づいた。

子どもの前で喧嘩をしたり
母親や父親がお互いの悪口を
子どもに言うもんじゃないということは
実体験として反面教師に
していかなければならない。


話がとっ散らかっているので
現時点での状況↓
父は家を出てから帰っていない。
父は離婚したいと思っている。
母は父がいつか帰ってくると思っていそう。
母は父が離婚したいと
思っていることを知らない。

ちなみに母は
父が出て行った理由を
まだ祖母のことと
飼い猫のことだと思っていて
自分は何も悪くない!と
昨日もわたしに言ってきた。

実は明日家に父を呼んで
帰省中の弟2人も含め
家族全員で話をする予定。

わたしの厄年
年末にして本領発揮。
お祓い効果が切れてきたのか...

明日は母に離婚を言い渡す日。
どうなることやら。

またどうなったか後編にて。



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