日本語教室@あぐりの里
おはようございます。青森県で活動を行なっている、特定非営利活動法人(NPO法人)のたすけあい・さわやか青森です。
私たちは、おいらせ町及び周辺の市町村の高齢者、障がい者及び、在日外国人に対して、福祉サービスに関する事業、また国際協力に関する事業を行っており、地域で暮らす誰もが心豊かに安心して暮らせる社会づくりに寄与することを目的として活動を行なっています。
3月28日に記事更新を一度お休みする旨のお知らせをさせていただきましたが、改めて今年の活動について少しずつご報告も兼ねて投稿を再開させていただくことにいたしました。改めてよろしくお願いいたします。
再開の第一弾は、おいらせ町あぐりの里で行なっている、日本語教室についてです。今回は、農繁期支援サービスのグリーンオーシャンで仕事をされているインドネシアの方々を対象に学習会を開催いたしました。
皆さん流暢に会話をされているので、会話練習とも違うし文法の解説とも違うし・・・。何をするか悩んでいた時に、以前通ってくれていた高校生向けのパソコン教室用の資料をふと目にし、あの子は文節を無視して入力して誤字脱字が多かったな、別の子はあまり漢字を見ないで入力していたな、とか昔のことを思い出し、日本語教室に使えないかと今回は利用してみました。序論・本論・結論の構成や、文字入力から見る文章の読み方など、学生向けの学習支援のスキルやパソコン教室のノウハウを総動員したような学習会になりました。
1回目の原稿は500文字程度の「せんべい」の解説。普段、農業で仕事をしているとのことで、米で作ったお菓子の話なので入りやすい話題だったようです。文章読解に走り過ぎたかなと思いましたが、参加された方から、漢字や知らない単語がたくさんあるが、そういった新しい発見がたくさんあるから今後も頑張りたいとの声をいただきました。
最近は、色んな年代の人や在留資格の人が立ち寄ってくれるようになりました。日本語教室に限らず、パソコン教室や学習支援など、時間や人材など限られたリソースでの試行錯誤の中の運営ですが、教える側・学習する側ともに次の誰かにつなげていければと思います。いろいろご不便もおかけしますが、一緒に成長できる場として良い機会提供になることを願っています。
あぐりの里あつ○(あつま〜る)では、定期的に無料の日本語学習講座を開催しています。興味のある方はぜひ、一度お越しください。