サラのインターン奮闘記
とあるザンビアのローカルNGOでインターンをさせていただけることになった。ストリートチルドレンのシェルターを運営している団体。
なぜインターンをするのか
このシェルターを初めて訪れたのは去年の9月。
ここに暮らしているのははストリートで生活していたところを保護された子達。ストリートでは食べ物がないから空腹を紛らわせるために薬物を吸って生きていて、中毒になってしまっていた子達。夜の時間に彼らの過去について話を聞いた時、辛くて壮絶な経験を話してくれて、なんて声をかけたら良いのか分からなかった。
ここまで聞くと「途上国かわいそう」とか「彼らを助けてあげたい」みたいな気持ちでインターンをしているように思われるかもしれない。
けど、そうじゃない。
彼らはそれぞれが素敵な夢を持っていて、キラキラ輝く才能を持っていて、無限のエネルギーを持っていた。
そんな彼らの姿に私はたくさんのエネルギーと生きる希望をもらった。私は彼らに対して何もあげることができないことをもどかしく思ったけど、そんなことどうでも良いくらいにそこで過ごした時間が楽しくて幸せだった。
幸せだなあ〜って感じたの、久しぶりだった。
その時、彼らにたくさんもらった恩返しがしたい!彼らの夢を叶えるサポートがしたい!っていう気持ちになった。
これは、今回ザンビアに留学することを決めた理由の一つになっている。
理想と現実のギャップ
ザンビアに来ること自体を強みだと思い込みすぎていた。実際に来てNGOの方と話してみて感じたことは、思い描いていたものよりも遥かに深刻な状況があって、現実はそう甘くないということ。
もともと、単発で終わっちゃうような支援は結局続かないから、なにかビジネスとか持続可能な方法を模索したいと思って考えていた。
だけど現場は、銀行側の問題で銀行口座が閉められたとか、数日先の食料を確保できるか分からない状況だとか、食料を確保できなかったら子供達が薬物を求めてストリートに戻ってしまうだとか、、、
NGOの方も持続可能な方法がベストだとはわかっていて考えてはいるけど、それ以前に目の前に迫っている問題が大きすぎて、今はとにかく緊急で運営のためのお金を確保することを求めていた。
持続可能な方法を考えることも大切だけど、先のことを考えていて結局今この施設を運営することができなくなったら意味ないから…みたいなことを言われてちょっとショックだった。初めて現場の大変さを知った。
サラのやり方
現状を知ってしまうと、じゃあどうしたら良いのーってお先真っ暗みたいな気持ちになったりする。そんな時に立ち返りたいこと。
私が一番力を発揮できるやり方。
「自分が楽しいと思うことをやってそこに巻き込む形で一緒に楽しむ。」
これこれ〜!心からやりたいと思うこと。
何がどう意味を持つのか考えることももちろん大切で、しっかり企画を詰める必要があるけど、私の場合、この楽しむ気持ちを忘れてしまったら絶対いつも上手くいかない。
心はエンターテイナーなんだあー!
だからこの手段で今回もやっていきたいと思った。
自分も心から楽しむことができて、彼らも楽しいと思える手段。
SNS発信をやる。
サラの中のワクワクさんは大喜び。
現状の問題を解決することは多分めちゃくちゃ難しいけど、今は現場に近い場所で生活してるし、とにかく体を動かしてやってみるしかねえ。
Try and error!!!
やるぞー!
とりあえず走り出す。
日本人に対して広報して支援を呼びかけるという役目。
何より私が去年感じた「たくさんのエネルギーをもらえるな〜楽しいな〜幸せだなあ〜」って気持ちを少しでも多くの人に届けることができるチャンス。コンテンツや投稿日程を考えることが本当に楽しい。
この方法自体は持続可能ではないけど、工夫して持続可能にすることができる気がする。とりあえず発信するベースを作って、そこから広げていって、途上国支援を考えている日本企業に見つけてもらえるようにしたいな〜とか、ローカルNGOらしさと現地大学コネクションを活かしてなんかできないかなあ〜とか。
楽しむ姿勢もシビアに現状を見る姿勢も忘れずに!
未熟な大学生だけど、そんなところも強みにして泥臭くやっていくぞ!
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