仕事とは感動を作ること
わたしは仕事が大好きです。
んー、少し誤解を生むかもしれないので、もう少し詳しくお話しします。
正直、仕事なんてもんは、大変なことの方が多いです。
大学卒業してすぐに移住、起業。
1社目はいろいろあって退社。
2社目を設立。←イマココ
なんだかいろいろあったんです。
仕事と向き合うと必ず訪れる、お金がない恐怖も、大好きな友達を傷つけてしまう悔しさも、やってもやっても結果が出せない苦しさも、周りと比較して感じる惨めさも、見えない未来を見続けるやるせなさも、24歳なりに味わったつもりです。
きっとこの先も味わい続けることになるんだろうと思います。
それでも、仕事が好きです。
わたしの仕事は「魅力を最大限に引き出し、きっかを作る」ことです。
動画やSNSの運用、デザインなどのクリエイティブ事業と、小学生向けの体験・探究教室を運営する弊社。
キーワードは「幸せに挑戦」
そんな弊社ですが、「まちのコイン」という地域コミュニティー通貨の、長浜市コーディネーターもさせていただいています。
前職から参画させていただき、3年目に突入。
このまちのコインのお仕事も大好きなお仕事の1つです。
プロジェクト自体もあたたかくて面白いですが、なんてったってチームメンバーが最高で大好きなんです。
移住して、起業して何にもわからないわたしたちを温かく見守ってくださり、時にはアドバイスやご指導をいただき。
このコミュニティにご一緒させていただけていること自体が、そもそも奇跡で、大好きな大切な居場所の1つでもあります。
そんな大好きな方々とお会いできた昨日のキックオフミーティング。
ざっくり分けると2部制で、1部は今年の目標や方向性を各市町ごとに発表フィードバック。
2部は哲学対話。
トピックを決めて、8つのルールのもとゆっくりと対話が進む哲学対話。
うまく話せなくてもいい。話さなくてもいい。まとめはしない。否定しない。
これがもう、すんごくて。
哲学対話中、うるうるきて正直ちらっと涙が出ちゃったくらいでした。
(バレてないかな?バレてないよな?)
まちのコインの話から始まりましたが、どんどん深くなっていき、なんだか最後は「仕事とは何か」と言う話題に。
皆さんの仕事との向き合い方がお聞きできて、本当に贅沢な時間でした。
その中でも「仕事とは感動を作ること」と言う言葉がとってもしっくりきたので、もう少しわたしなりに言語化してみようと思い、noteを書いています。
1人哲学対話的な(笑)
取り止めもない話になってしまうかもしれませんが、お付き合いください。
幸せに働く
弊社の社訓は5つ。
①素早く丁寧に
②決める→動く
③できる方法を考える
④幸せに働く
⑤全てに感謝
弊社は挑戦するときに必ず必要になる”プロモーション”をご一緒させていただくお仕事と、そもそも面白い挑戦ができるきっかけや場を作るお仕事をさせていただいています。
幸せに挑戦なんてスローガンを掲げてもうてるので、「楽しく働く」とか「好きなことで生きていく」みたいな文脈と同じように捉えてしまいがちですが、少し違います。
楽しいに越したことはありませんが、どんな挑戦だって苦しいことも、悔しいことも、ムカつくことも、どうしようもない恐怖を感じることもあるでしょう。
そんな憂いのような感情を味わうことなく、わいわいみんなで仲良く楽しくできたらいいじゃん。
そんなことは1mmも思いません。
むしろどれだけ失敗できるか、どれだけ憂いと向き合うかが幸福度を上げてくれるんじゃないかと思っています。
弊社はいろんなチームを編成し、お仕事をしています。
主にインターン生で構成されたマーケティングや動画の制作、編集をしてくれるチーム、外部委託メンバーで構成されたデザイン、ライティングのチームがあります。
教育事業は基本わたし1人で、都度都度お手伝いに来ていただいています。
とっても心強いチームメンバーさんたちにサポートしていただき、本当に日々日々幸せに働かせていただいています。
寝れない日が続きますが、それはそれで幸せなんです。
みんなと働ける毎日が最高に楽しいのでなんでもいいです。
お客様も温かい方が多く、お客様を含めたチーム一丸となって、お客様の先のお客様に喜んでもらう仕事をさせていただいております。
好きな仕事が苦しい?なんで?
「動画が大好きなんです!動画の仕事ならなんでも喜んで出来ます。」
そう言って参画してくれたメンバーがいます。
よぉ〜し!まかせろ!お仕事いただいてくる!
腕をブンブン回し営業しまくり、いただいた動画のお仕事たち。
さぁ存分に楽しい仕事をするがよい!
くらいの感じで自信満々にバトンを渡しました。
動画編集のお仕事って一見単純作業に見えますが、実は超絶奥深いおもろいお仕事なんです。
お客様の大事な素材動画をお預かりして、お客様の魅力が最大限伝わるようにデザインから構成を考え、マーケティングも考慮しながら色を足していく、とてもとても大事なお仕事なんです。
楽して稼げるみたいな文脈もあるみたいですが、大丈夫です。
そんなモチベーションの編集者さんたちはすぐに淘汰されていきます。
動画が大好きなメンバー。
最初はいい感じのペースで納品を進めてくれましたが、気がついた頃には事務所への出勤が激減。ため息をよく聞くようになりました。
誤字脱字のような小さなミスが目立ってくるように。
Slackの返信もスローに。
「ちょっとしんどいです。大好きなはずの動画編集と向き合うのが怖いです。」
ドキッとするSlackの通知画面。
どうしたものか…
わたしは何よりも仕事が好きで、休みたい遊びたいなんてあまり思わないんです。
気分転換にお出かけしたい時はありますが、それくらいです。
お客様やチームメンバーと会ってお話しする時間は特に、なににも変えられない大事な大好きな時間です。
どんなに大変なお仕事でも、いただけている幸せに感謝しながら、しっかり咀嚼してお客様にお届け。
納品させていただいた時のお客様の喜んでくださった顔は、さいっこうのご褒美です。
こんなにも楽しくて、温かくて、大好きな仕事が辛い…なんでだ?
まちのコインは皆さんのニヤッとがいただきたい
まちのコインのお仕事は、長浜市の担当者さんがニヤッとしてくださった時と、他の地域の皆さんやコーディネーターさんが「おぉ!いいね」と言ってくださるときが嬉してたまりません。
コーディネーターの役割ってなんだろう…?
この2年、悶々と考えながら進んできました。
みなさんのやってみたいをしっかりお聞きして、みんなが気持ち良い挑戦のきっかけを作ることなのかな。なんて思っています。
もしかすると、担当者さんや運営チームの皆さんが喜んでくださるお仕事をすることは、あながち間違えではないのかもしれません。
同じ話を、昨日のキックオフミーティングの哲学対話で、ぶっちゃけ話としてぼやかせていただきました。
このぼやきを受けていただいた「仕事とは感動を作ること」というお話し。
誰かの心を動かすことができる仕事。
わたしは人が好きで、誰かが喜んでくださるあの瞬間が好きで。
だから仕事が好きなんだ!
自分の実現したいこととか、自分のやってみたい表現なんてものには正直あんまり興味がなく、「これ〇〇さん好きそうな表現だな」「〇〇さんのお客様はこんな方が多いから、こんな構成にすると喜んでくださるんじゃなかな」と考えることが好きで好きでたまらないので、どんな仕事も楽しいんだな。
仕事が苦しいは、自分のやりたいと少し違うから?
自分の仕事との向き合い方がすごくクリアになった昨日。
仕事に少し苦しさを感じているチームメンバーのことも、もう1回考えてみよう。
その子はよく、自分のやってみたい表現やスキルの話をしてくれます。
こんなミュージックビデオ作ってみたい!こんなアニメーション作ってみたい!でもそれは仕事としてではなく、趣味として全力で自分を表現したい。と。
なるほど。やってみたいは全て仕事じゃなくてもいいのか。
仕事は仕事でいいし、やってみたいはやってみたいでいい。
そして何よりも「対話」が足りていなかったんだな。
昨日のキックオフミーティングで対話をして、その後飲み会でもっともっと語る。
あのエモすぎる時間があったから、ますます、まちのコインのお仕事が大好きになりました。
この学びを弊社の事業にも丸っと活用させていただき、たくさん対話して、たくさん語って、たくさん飲んで(?)少しずつでいいから、確実に進んでいけるように体制をもう一度立てて行こう。
仕事とチームに向き合えた、とても貴重な1日でした。
ありがとうございました!!!
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