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財務分析の流れ【おカネに強くなる】

なんとなく直観で、事業戦略の意思決定をしていませんか?

この記事では、定性データと定量データを行き来して考え、状況を整理し、意思決定を行う精度の高い材料を揃える基本の流れを説明します。

まずは、この流れでやってみましょう!

1、定性分析 一回目

・業界分析、事業分析・市場競合自社の状況を整理し、前提情報、ビジネスモデルを見極めましょう。

整理の例
・顧客、価値提供、価値提供のための活動、その資源 の枠組みで整理
・購買、製造、販売、資金繰り の枠組みで整理

・意思決定にあたっての材料を集めましょう。(メリット・デメリットをリストアップする)

2、定量分析 一回目

・去年の財務諸表をまず読み込み、整理しましょう。

財務諸表の見るポイント
・事業モデルが財務諸表にどのように反映されているか?
・課題やリスク、インパクトのある数値はどこか?

・予測財務諸表(B-S、P/L)を作成してみましょう。

予測財務諸表作成のポイント
・丁寧に数字を作っていくことが重要
・イシューを明確にする。(何のための予測なのか?)
・売上高予測では、過去の売上比だけでなく、今後の環境変化を加味させる
・最後に現預金か短期借入金で調整する。

3、定性分析 二回目

・財務的な課題を抽出し、打ち手を考えましょう。

4、定量分析 二回目

・リストアップした課題をもとに、感度分析 を行いましょう。

ここが一番大事!

課題を定量的に把握し、最終的な利益やキャッシュフローにどの程度影響するか明確にすることで、「なんとなくの意思決定」から脱出できます。

・ワーストケースの予測財務諸表も作成してみましょう。

5、意思決定

たいていは、折衷案になることが多いです。

とる選択肢により、財務にどれだけ影響があるのかを確認した上で、どのように解決していくかを考えましょう。

折衷案の選択肢のときの、予測財務諸表も作成しましょう。

また、数値化できないリスクも前提として考えておきましょう。

まとめ

基本的には、「この案はどうかな?」と考えた数だけ、予測財務諸表を作成し、意思決定に役立つ定量データをたくさん持つという流れです。

面倒くさいですが、コツコツやっていくのが、おカネに強くなるコツです。

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