【エンジニアの道は果てしない】転職とキャリア選択の考え方(現状維持か飛び出すか)
こんにちは。すうちです。
朝晩は少し肌寒い感じもしますが、皆さん如何お過ごしでしょうか。
私はようやく仕事の山を越え、少しずつ落ち着いた生活を取り戻しつつあります(最近覚えた#Quiet quittingが実践できているかは不明)。
今週はひと段落したせいか「そういえば、今の会社に転職して4年になるなあ」とふと気づきました。
今回はエンジニアの転職について、当時考えたことや実際に経験したことの話です。
はじめに
だいぶ前に転職の経緯は書きましたが、これまで転職は2回(30代後半と40代前半に)経験しました。転職前はマネジメント職でしたが30代後半に開発職にキャリアを見直しました。
転職か現状維持か
色んな考え方はあると思いますが、以下、現状維持と転職で得られる事、将来的なリスクについて、当時書いた私のメモです。
現状維持
転職
いろいろ当時の不安が蘇ってきます(笑)。
ここからは、未来の自分から当時悩んでいた私のような方に伝えたい事を書いてみました。
キャリア形成の選択肢
下記は、自身の経験や知人の話も含めたキャリア形成を考える一例と実際に転職活動を経てわかったことです。
負担少ない転職活動
一般的な転職活動は、以下の流れです。
転職サイト1社だと希望条件が少ない場合もあるので、最低2、3社登録するノウハウが紹介されてますが、そうなると手順1~3が負担になります。
これらの負担を軽減する目的ではスカウト型転職やリファラル採用をねらう手があります。
スカウト型転職
BizreachやLinkedinなど登録情報を元に直接オファーや案件を紹介してもらう方法です。登録後は基本待つだけで、興味ある案件があった際に面談や次の選考に進むかを企業や担当者と相談して決めるので、効率よく転職活動を進められます。
できれば転職を急いでない時期(余裕ある時に)登録がおすすめです。
私は転職時に慌てて登録しましたが、転職期間中は希望のオファーがなく結果エージェント経由で転職しました(転職後に興味あるオファーも来ましたが、、、こればかりはタイミングというかご縁なので仕方ないですね)。
ちなみに、私は今も登録は続けています。また転職を考える機会があれば、こちらの方法で次を探そうと思っています。
リファラル採用
その会社に移った昔の同僚や知人の紹介で転職する方法です。
以前一緒に働いてた同僚の何人かはリファラル採用で転職しています。
その意味では会社を辞める同僚と将来的にご縁があることもあるので、最低連絡先は互いに交換しておくと良いかもしれません。
企業側は、転職エージェント等に支払う費用の削減と社員が認めた人材を採用できるので入社後のミスマッチが少ない等の理由から活用する企業も増えています。
転職側も直接社員から会社の雰囲気や仕事の話を聞けるなどメリットも多いです。一見良い所だらけのリファラル採用ですが、ある知人は入社1年後に所属部門ごとなくなってその相手と疎遠になった話も聞きました(仮に上手くいかなかった場合、人間関係が気まずくなる可能性もあり?)。
海外赴任や部署移動
今の会社は辞めたくない。会社を辞めずに新しい経験もしたい。その場合、社内転職(海外赴任や部署移動)という考え方もあります。
同僚の中にはその時の上司と働くのが嫌で環境を変える目的や、新しい経験を求めて海外赴任を決めた人が何人かいます。最初は苦労もあったようですが、結果的にそこでの経験がプラスになったと言う人が多いです。
私は海外赴任の経験はありませんが、部署移動は何度か経験しました(自分の意志と会社都合の両方)。最初は仕事や人間関係に苦労もありましたが、新しい経験ができたので結果的には良かったと思っています。
部署移動や海外赴任の場合、環境に慣れる必要はありますが、周りには知っている人が少しは居たり、前のメンバとも関わりは持てるので、会社を辞めて別の会社に転職するよりは気持ち負担は少ないと思います。
転職のハードルを軽くする考え方
同じ会社にいても環境は変わる
皆さんは、これまで入社後ずっと同じ上司や同僚と仕事をされてきたでしょうか。
おそらく何年か毎に働くメンバや業務も少しずつ変わっているのではないでしょうか。私の場合、大体3年単位で上司が変わったり、プロジェクト毎にメンバも入れ替わっていました。
そう考えると転職しなくても何かと新しい環境で働く経験は、多くの人が持っているかと想像します。
転職先の環境や人間関係に不安がある場合は、過去に新しい仕事やメンバとやってきた経験を振り返ると少しハードルが下がると思われます。
自分の理想の会社なんてない
あくまで個人的な考えですが、自分が思い描く理想の会社はないと思っています。
例えどんなに魅力的に思える会社でも実際中に入ると何かしらギャップがあったり、長く働いていれば少なからず不満は出てくるからです。
特に初めて転職する時は期待も大きいため、ギャップに落胆して転職は失敗だったと感じる方もいるかもしれませんが、そういうものだと一度割り切ってしまえば少し気持ちも楽になるかもしれません。
もちろん後悔しないように、入社前にその会社が自分にとってOK かNGか判断することがベストです。
それを判断するには、面接や会社訪問の際にその会社やそこで働いている人をしっかり見ることが参考になると思います。
面接時はどうしても会社が上の立場と感じて緊張してしまいがちですが、こちらも選ぶ権利があると思えば少し視点も変わってきます。
例えば、会社の会議室や休憩室やトイレ。廊下ですれ違う社員の様子。面接に同席している方など、実際会社で働くことを想像すると見る所は色々あります。
エンジニアの面接の場合、最近は所属上司や同僚になる方も参加することが多いので、その目の前の人達と自分が上手く働ける様子を想像できるかが一番大事と思います。
仮にそこで何か違和感があれば、自分の直感を信じて一度冷静になることも必要かもしれません。
はじめの一歩が一番難しい
転職に限らず何でも新しい事を始めるには、最初の一歩が一番難しいと感じます。
最初の転職時はこの選択が本当に良いのか随分悩んだことを思い出します。ただ、一度転職すると2回目以降はそれほど不安に思えたりハードルを感じることは少なくなりました。
駅や街で周りを見渡すと毎日多くの人が(自分と別の会社で)働いていてそれだけ多くの会社がある訳です。その意味では、今いる会社が全てと考える必要はないなと最近思うようになりました。
日本も変わりつつあるとはいえ、まだ転職に否定的な意見もあると思います。ただ、これからは人生の長い期間を会社任せでなく、進みたい方向があるならそれをどう実現するかを自分で築いていく事が大事な気がします。
もし今いる会社が不満しかないなら、外の世界に目を向けて一つの選択として転職を考えるのはありではないかと思います。
最後に
今回の話は、今の職場が嫌になった訳ではなく、だいぶ前に書いた下書きを見つけたのがきっかけです(半分以上、加筆修正しました)。
幸い今でも現役で働けているのは有難い事ですが、転職前は会社の中のことしか知らず「いわゆる井の中の蛙」状態でした。
思い切って転職したことがきっかけで外の世界を知れて、自分のことも客観視できて、その結果として今があると感じます。
まだデロリアンがない現代は、転職しなかった人生と比較することはできませんが、少なくとも現時点は今の転職した人生を選んで良かったと思っています。
繰り返しになりますが、全ての方に転職が必要とは思ってません。ただ、少しでも転職を考えている方がいれば、今回の内容が何か参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。