【お題企画】#エンジニアでよかった
こんにちは。すうちです。
ちょうど募集中のお題があったので、書いてみたいと思います。
私がエンジニアでよかったと思うことは4つです。
・頭で考えたことを形にできる
・多くの人に使われる(可能性がある)
・報酬(給料)はそれなり高い
・服装は比較的自由
本題に入る前に補足です。エンジニアの仕事は幅広く、大きくハードウェア、ソフトウェアの区分があります。例えば、マイコンやICに含まれるアナログやデジタル処理はハードウェアです。
一方ソフトウェアは、スマホやPCで一般にアプリやツールと呼ばれるもの。ネットのWEBサービスもソフトウェアです。
また、その下で動いているOSやミドルウェアというものもあります。私が長く関わっていたのは、携帯電話のソフトウェアでその中でもハードウェアを制御するデバイスドライバやマイコンのシステム部分です。
下記は、組込みソフトウェア業界の話になります。
1. 頭で考えたことを形にできる
私の中では、これが一番大きいです。
どんな開発でも目的の作るものがあって、その具体的な実装はエンジニア本人に任されます。
これを頭でどう実現するかを考えながら実際のプログラムに落とし込んでいくのがエンジニアの醍醐味です。
新人の頃は毎日失敗ばかりで自分はこの仕事に向いてないと何度も思いましたが、そんな時、任されたあるマイコンにオーディオプレイヤを移植した仕事がきっかけでエンジニアの喜びを実感することになりました。
特定のマイコンで動作するソフトウェアは、独自の定義や専用のライブラリ(計算処理のソフトウェア)を使ってたりします。移植時は、これを別の定義に置換えたり、一部代用の処理を作ります。
また最初の頃は、上記をやったとしてもプログラムが思うように動かず全く音が出なかったり、出たとしてもすごいノイズが鳴ったりで問題は山積み。正直いつ終わるかわからない不安な気持ちで毎日を過ごしていました。
ある日、自分で見つけた全てのエラーと問題を解決して、音楽プレイヤの再生ボタンを押した時、綺麗に音が鳴った瞬間は今でも忘れられません(注意:言うまでもなく、これが通常の動作です)。
当時は新人だったし、その時プレイヤから流れていた曲の歌詞もそれまでの苦労とつながって気づいたら嬉しさと達成感で目に涙が浮かんでました。。。
思えば、この経験がきっかけでエンジニアを続けてきた気がします。
その後も様々な開発に携わってきましたが、
頭で考えたことを形にできる喜びは、今も働くモチベーションになっています。
2. 多くの人に使われる(可能性がある)
これはソフトウェア、ハードウェア共通ですが、開発したものが実際製品として世に出ると多くの人に使ってもらう機会にふれます。
もちろん一般の人々に使われる場合だけでなく、社内で使われるシステムや特定の業種で使われるものなどもあると思います。
携帯電話の場合、多くの人に使われる機会が多いので、自身の開発した機能(膨大な規模のソフトウェアのほんの一部)が含まれた製品が世に出て電車や街中で身近で使われているのを目にするとやはり嬉しくなります。
ただ、開発した製品が全て上手くいくわけではなく、中には様々な事情で世に出ずに終わるものもありますが、こういう形で人々の生活に何んらか役に立てる機会があるのは、エンジニアでよかったと思うことの一つです。
3. 報酬(給料)はそれなり高い
会社や業種によって差があり一概には言えませんが、よくいわれる会社員の平均年収と比較すると高いと思います。すごい優秀なエンジニアの方は、年収数千万という話も聞きます。
しかし、これだけが目的になるときつくなると思います。最近は世の中の変化がはやいので、技術の移り変わりも激しいです。
エンジニアとしてやっていくには日々勉強は必要ですし、自分のコアな技術を深堀したり、持っている技術の掛け算で他人と比べて自分ができる範囲を広げることが高い報酬を得るためには重要です。
どの仕事にも共通するかもしれませんが、日々少しずつでも成長する事に楽しさをみいだせる人や、新しい事でも好奇心を持って取り組める人はエンジニアに向いているかもしれません。
⒋ 服装は比較的自由
会社員の服装は、スーツを着てネクタイ締めてが一般的と思いますが、エンジニアの職場は比較的自由な所が多いです。
顧客と打合せや商談の際はスーツを着ることはもちろんありますが、普段はラフな格好なので平日と休日の区別はあまりないです。
海外の外資系企業は、夏はTシャツや短パンで会社に来る人もいて、街で見かけたら休暇を楽しんでいる人にしか見えないです。
私は、スーツなど着ると首や肩が凝って疲れてしまうので、ラフな格好で毎日働けるのはエンジニアで良かったと思うことです。
最後に
長年エンジニアとしてやってきて良かったと感じることを書いてみました。
何か参考になることあれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。