【VRChat】夏本番!そうだ!ホラワに行こう!
ソーシャルVR「VRChat」では、毎年夏が近づくとホラーを楽しむワールドが増える傾向にあります。ギミックを積み込み、さまざまな遊びができるゲームワールドの一ジャンルであるホラーワールド。VRChatに訪れた人ならば、ホラーワールドに一度は触れたことがあるのではないでしょうか。VTuberの配信に取り上げられたりと、人気です。
6月に公開された「電撃VRCホラワ調査隊 -The Experience-」は、フォトグラメトリ(※現実の建物などをさまざまな方向から撮影して、写真データをもとに3Dモデルに変換する技術)で制作されたホラーワールドです。
ホラワ初心者でも安心な設計
制作者は、DENKINELさん。YouTubeチャンネル「電撃VRCホラワ調査隊」で、VRChatに公開されている、ホラーワールドを動画で紹介する活動を展開しています。
そんなホラワ好きの同士が作り上げた、このワールド。入場すると、不気味な雰囲気の廃ビルのエントランスが、訪れたユーザーを出迎えます。
コンセプトの”YouTubeにて放送中のホラー番組「電撃VRCホラワ調査隊」のホラーワールド探索を実際に体感できるアトラクション”にある通り、エントランスには注意事項を丁寧に解説した動画が流れ、ホラーワールドに普段から行かないという人も、安心してプレイできます。
持ち込めるのは、カメラとライトのみ。カメラには、中継機能が搭載されていて、エントランスで待ちたいというユーザーにも対応しています。テレビに映る中の様子を観て、ホラーを感じてください。
シリーズ第一弾「冥府ビルヂング」
さて、本ワールドは数種類のホラーワールドを楽しめるように設計されています。第一弾が今回公開された「冥府ビルヂング」です。
「冥府ビルヂング」エリアにはいると、入口から雰囲気抜群です。いわくつきの廃倉庫に調査に向かうというストーリーラインとなっていて、ビデオテープの回収がユーザーの目的となっています。
制作者によれば、エリアは実在するビルを撮影したものだそう。また、ホラー演出は参加ユーザーに対して同時に作動する「グローバル」と、ユーザーごとに個別で作動する「ローカル」とで、細かくわけられており、さらに恐怖を増すものになっています。
VRでヒヤッとする体験を
VRChatのホラーワールドは、「ジャンプスケア」系のホラーが多いなかで、“いるのか、いないのか”という和風のホラーは貴重で、公開前から話題となっていました。
第2弾は、現在制作中。「冥府ビルヂング」とは違うテイストのホラーを目指すとは制作者の談。夏にぴったりなヒヤッとする体験を求めて、訪れてみてはいかがでしょうか。