10月ランダム日記
10/8 写真史家の戸田昌子さんがギャラリー冬青で主催する火星人の会に初参加。1回目のnoteで書いたように私の偏差値は28...。
聴いてわかるのか?!と参加前は緊張していたのだけど、とても楽しそうに写真の歴史のことを話しているので難しい話でも面白かった。出来ない私が何かをすると周りに迷惑をかけてしまうことが怖くて、出来ないです、やりません、と拒否することが多かった。でも最近は出来ない出来ないと思い込むのはやめようと思っている。
写真(カメラ)と心理学、生理学の繋がり、19世紀から20世紀にガラリと意識が変わる話など。ゲーテの話が印象的だった。時代が追いついてこないぐらい頭の良い人ってやっぱいるんだなぁ。
瞎驢庵のOさんも今回の話に繋がるであろう本をたくさん持って来ていた。
Oさんはゲーテが好きらしく、山に登るならゲーテの地質学を読むと良いよ、と勧められる。難しそうな話、賢い人が噛み砕いて教えて欲しい。
10/9 T3、禅フォト、新宿近辺のギャラリー巡り。
T3、作家陣も良かった、写真も良かった、キュレーションも良かった。
だけど、どうも場所が気になる...。水場が丸見えのビルの一室や、なんだか壁との距離が窮屈に感じてじっくりと視線が動かせない空間...。大人の事情ありけりなのか、こっちが納得しないといけないのかなぁと。
あくまで個人の意見です。
小林美香さんのキュレーションが良く、甲斐さんの写真がますます興味深く感じた。
あ!あと、こういうアート関係のチケット販売がクレジット決済のみっていうのはいかがなものかと思うのよ...クレジット持たない人だって、ふらっと来た人だって観れるようにして欲しい。せっかく写真だけの展示会なんだしさ〜。あくまで私個人の意見なので!!
禅フォトで藤原敦さんの写真展「櫻川」。俗っぽい古い看板に、川沿いを歩く子どもたち、川の周辺で起こっていること。川というのはあちら側とこちら側を想像させる。でも自身が立ってるところはどちら側でもないって感じがする。(たまたま能の「桜川」の舞台の場所だったそうです。)
新宿をトーテム、蒼穹舎、サードと周る。
トーテムポールギャラリーは「街と人と」というお祭りのような展示。
最後にサードの展示を観て、瞎驢庵でラットホールギャラリーから販売されていた井上青龍と小島一郎の写真集を購入。
10/16 YouTubeのおすすめに上がってきた九段理恵が出ている動画を見る。コスパの悪いことでしか得られないものがある、という話をしていて、まじそれな!!と膝を打つ。
小説だけでなく、創作物全般はそうなんじゃないか??
コスパが悪いとは感じたことはないけれど、ハタから見ればかなりコスパが悪いことやってるよな、と。母親も「なんでそんなお金のかかることしてるん??」って言うもんなー。お金貸してくれてありがとね!(返済してます)
写真の世界とはまた違うけど、子どもの頃からクソ下手でも漫画描いたり同人誌作ったり、コスパよりも熱い気持ちで作る世界にいたからコスパが悪いってよくわかんないんだよなぁ。(熱い気持ちで作る世界のことは「私のジャンルに神がいます」を読めばよくわかるんじゃないかと)でも売れたら嬉しいよね、それはわかる。
※コスパが悪いけれど得られることについても書いてみれば?と提案してもらったけど、パッと言葉にするのは難しいし締切も過ぎてたから断ってしまった。動画でも言っていたように、これはもうやってみないとわからないことだと思う。
写真を撮ってプリントして組んで並べて展示をして、足を運んでもらって他人の眼に観られるということ、自分の写真に囲まれた空間に留まるということ。もちろんそれだけではなく写真のことを考えて日常を過ごしていることも。精神も神経も身体もかなり使ってるんじゃないかな。それをコスパと言うなら悪いのかもしれないけど、展示してみないとわからないことがあるのだ。
私の今の展示回数じゃ言葉に出来るほどまだわかってないけど。
GR、使わないから売っちゃったけど良いカメラだったんだな。
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