アンサンブル・サフィロネビの裏話2

サフィロネビへようこそ
「アンサンブルサフィロネビの裏話」
神保町クラス

火曜夜19時からの
基礎クラスに通うMさんは
そろそろジョージアンダンス歴3年

彼女は
「子供の頃から運動が嫌いで
ダンスは苦手」
とおっしゃっていました

何でダンスを始めたの？
と私の頭の中は？？？でいっぱい

どうやら民俗音楽から
ジョージアの踊りに
興味を持たれたようでした

彼女は初めから

「人前では踊りません
健康のためにダンスを習っています」
と伝えてきてくれていた

なので年一回の
生徒さんたちの発表の場
ジョージアフェスティバル以外は
出演は無しで指導してきた

大人の場合
ダンスを習いに来る人は

必ずしも
誰よりもうまく踊れるようになる事を
目指しているわけではない

私は20年間、
菊池体操を習っていた経験と
15年以上
ベリーダンスも習っていたので
踊る楽しさを伝えながら
身体を傷めないように
安全に体を動かしてもらう
指導ができる

初めて半年くらいたった頃
Mさんは
「娘から姿勢が良くなったと言われました」
と嬉しそうに話してくれた


とは言え、彼女は今まで
3回野外ステージに立っている
ジョージアフェス開催は
まだ2回だけなのだが

第2回ジョージアフェスティバルの4か月前
野外ステージに慣れるという目的で
出演してもらった

今から半年前の出来事

それから、彼女の踊りが変わった

Ｍさんは今、
サマイアという踊りの
3回目の受講をしている

ほぼ、振付のイメージと動きが
頭に入っているので
ディテールの指導に集中できるのだろう

自信なげに肘から曲がってしまうアームが
すらりと伸ばせるようになった

ひざから曲がってしまう脚を
すらりと真っすぐ長いまま
運べるようになってきた

鏡の中の自分の姿を
観られるようになったので
すらりとした肢体が伸びた

自分の身体が本来持っている
美しさを発見する日々

「びっくりするくらい
自分が奇麗です」
と、驚く彼女の戸惑う顔

先生冥利に尽きる

そう、
顔の形や年齢ではなく
自分の身体に丁寧に手をかければ
身体は応えてくれます

そんなことを
ダンスを通して伝えたいな、と
日頃思っていたので
本当に彼女の成長は嬉しい