第1回ジョージアフェスティバルへの道（1）・振込め詐欺
今日、とある会社から「5月のジョージアフェスの出店について興味あります」とTwitterにお問合せが届いた。それは2か月も前にTwitterから「ジョージアフェスをやりますがご興味ありますか？」とメッセージを入れていた返事だったのだ。2か月後に返事がもらえるなんて奇跡みたいだ。
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B社のS社長から「ジョージアフェスティバルをやりませんか？」と話があったのは2022年の10月半ば。丁度その社長さんが主催するフェスへ出演させたいただいたお礼のメールへのお返事の中での打診だった。
年が明け、私自身が主催したイベントが終わって1月11日。1週間後のイベント出演の間の小休止の時間にネットやフェイスブック、Twitterとインスタグラムで片っ端から検索して、ジョージアワインの輸入業者さん、ジョージアのミネラルウォーターの販売代理店さん、ジョージア料理を提供するレストラン、ジョージアのはちみつを輸入される会社、何かしらジョージアの製品を販売しているお店、以前大使館で紹介していたお店などなど、HPを探しあててはお問合せページからメッセージを送り続けた。2月にはジョージアの都市と姉妹都市提携している〇〇市まで問合せを入れてみた。3桁にはなってないと思うが相当数、もう数え切れないくらい、メッセージを送ってきたのだ。
もちろん、そのほとんどに返信がない。
私の人生、こんなことをずっと繰り返している気がする。
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その昔、外資系の社員だった。突然のリストラでデザイン部が無くなった。40過ぎた私は募集もしてない会社50社くらいに、「商品企画の募集はないか」という手紙に履歴書をつけて送りまくった。募集もしていないのに返事なんか来るわけがない。
だが、
1社だけから、丁寧にお断りの理由が書かれたお手紙に自社商品まで添えた小包が届いた。その会社はツムラ順天堂。
その会社は応募した私を「人材の売り込み」ではなく「一消費者」として対応したのだった。マーケティングを仕事とする立場からでも、目からうろこの対応でものすごく感動した。いや勉強になった。
現在はイベントを主催したりするので自分が集客できなければならない。主催者が一人も集客できないのに出演者に集客のお願いができないからである。
イベントがあるごとに様々な方へイベントのご案内をするが、断られたり反応がないことなどしょっちゅう。この仕事は10年以上も取組んでいるので結構鍛えられたと思う。その人にとって興味がなければ、私のやっている事なんて「その人の日常には不要なもの」なのだから。でも、時々ご案内を喜んでくれる人と偶然出会えたり、出会うために動くことで新たな繫がりができ新しい人と知合えたりと、良きことも起こる。うん、ご褒美みたいで悪くない。
若い頃は、返事がない＝無視される、ということで人並みに深く傷ついたが、最近は「自分がやっていることが相手のニーズにヒットしなかっただけ」ということが整理され理解できているので、「返事が来なくて当たり前」精神で、ずいぶんメンタルが強くなったなと思う。今でも時間があると日本の中のジョージアに関係する項目で検索をかけ、何かしら見つけるとメッセージを送り続けている。
私は凡庸なので「他の人と同じ時間で、与えられた仕事だけをやって、人より抜きんでられるタイプ」ではない。だから他の人がする倍くら努力しないと、人より抜きんでるような良い結果が得られない。そんな中「〇〇フェスの時は最初は出店が1社しかなく、だいたい第1回目は赤字です。でも一緒に頑張ってジョージアフェスティバルを盛上げていきましょう！」と勇気をくれ続けるS社長のなんと有難いこと。
そんなこんなで（途中からタマダの会、事務局のK様が加わって下さり百万力♪）2か月でワインを販売して下さる業者さんが数社、ジョージア料理を提供して下さる飲食業者さんが数社と、ちらりほらりと現れはじめた。雑貨を出店したいと言ってくださる方まで。
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一番最初に出店を決めてくれたワイン業者さんは知り合いの方だった。主催のS社長を紹介すると、速攻、その知人から電話で話したいと連絡が。
「Sさんに話を聞いた。出店できる商品もある。ただ、出展料を早く振込んで下さいって言われたけど、これって振込んで大丈夫なの？新種の振込め詐欺じゃないの？？？」
‼
そうだよね（汗）
知らない人から、
飛び込み営業があって、
振込んで下さいって言われたら、
疑われるよね。
その心配ごもっとも（笑）
出店を決めてくれた友よ、
私を信じて振込んでくれて
ありがとう。
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