シン・仮面ライダーを観て思ったこと
見てなのか観てなのか今だによくわからん。
それはさておき、まず思ったのは原作(テレビ版・漫画版どちらも)への再現だろうか。
(筆者は漫画は読了だがテレビ版は年齢もあって通して全てを見ていないのでわからない箇所があります)
特に、先日毎日放送で流されて現在無料で配信中の前半30分ほどのクモオーグのパートだが、テレビ放送の1話をほぼなぞっている。
YouTubeやTwitterでも比較動画がすぐに上がったくらいなので見比べた人も多いのではないだろうか。
その他いくつものオマージュがあり、特にエンドロール前のくだりは漫画読了の筆者としてはそうだよね!そうだよね!! と盛り上がったものである。
実はここで書きたいことはそこではなく
観たことがない人に原作を観てから観て欲しい!という意見についてである。
原作を知っている人が観た本作は 「あの時に観たあれのオマージュだ!」と興奮し、それと同じ体験をしてほしいのだと思う。
だからこそ、これを観る前にアレやコレを見てほしい!と言う人もいるのだろう。
初見で面白かったよ?と言う人はオマージュ元を知らない、初体験なのだからそれはそれとして良い体験をしていると思うので、映画を観た後に漫画を読んでみるのも面白いと思う。
似たような話題で異なるのはアベンジャーズなどのMCU また、現在(2023/4/1)公開中のグリッドマン ユニバースであるが、これらは明確に前作に当たる作品があり、特にグリッドマン ユニバースに関しては SSSS.GRIDMAN
SSSS.DYNAZENONでのキャラクターの関係性やこれらを経験した彼らの先を観ているため、観てから映画館に行ってほしいとなるだろう。
話を仮面ライダーにもどすと、デザインの観点から見ると仮面ライダー バッタオーグより
その他の敵オーグが個人的に気になった点だろうか。 元となった特撮の仮面ライダーで同じショッカーにより作られた改造人間だが仮面ライダーと○○男 女でデザインラインが違うのが気になっていたのだが、今作ではほぼ全てのオーグに機械的な仮面が付き同一の組織で作られたことがわかりやすくなっていると思う。
今作の変身ベルト(プラーナ強制排出補助機構付初期型 並びに開閉式安全装置付初期改良型以下 ベルトと記載)
は人間から仮面ライダーになることより、オーグから人間に戻るための装置と感じた。 もっとも、作中では変身ポーズを取っての変身はほぼ2号の役割であったが。 機能としてはある意味当然といえ、人間をオーグに改造しているのだから基本的にはオーグとしての姿が普通 になっているのだと思う。 だからこそ、プラーナ(作中におけるエネルギー的存在)を排出というワードが商品名になっているのだろう。普通ならば大気中のプラーナを取り込み変身する方をワードとして設定すると思うので、ここはそういう意図をかんじている。
また、サイクロン号も今作ではカッコよくアレンジされている。その中でも筆者が特に気に入ったのは 自走して本郷猛についていくシーンだろう。 テレビ作品として現在も続いている仮面ライダーシリーズでよく言われるバイクなんかが突然出てきたり消えたりする話に対して、サイクロンが自走するならライダーが置いて行っても追走してくれているのかも?と考える余地があると思う。
ストーリーやワードへの考察をよく見かけたのでデザイン面など気になったところをツラツラと書いてみました。
次回は実写 シン○○シリーズを通しての庵野秀明さんのこだわりについてかな?