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新型コロナワクチンを1回で止めたらどうなるのだろう(7)

ワクチン接種が遅れた理由の続きです。


⑪ ワクチンによる副反応(死亡事例)が話題になった

周りの人の声を聞いた限りでは、1回目は打ったところが痛む程度、2回目は熱が出る…という程度でしたので、副反応についてはあまり気にしてはいませんでした。喘息持ちだということと、麻酔が効き過ぎて意識が低下したことがあったということが気になっていたぐらいです。

あのニュースを知るまでは…。

<参考>

ワクチンで亡くなった人が居る? しかも野球選手で?…と衝撃的でした。

「ワクチンとの因果関係は不明」というのが公式の見解のため、ワクチンで亡くなったと結論付けることはできませんが。昨年末に行われた厚労省の審議会でも、ワクチンとの因果関係があると結論づけられた事例はないとのことです。

<参考>

実際に副反応に悩まされた私としては、因果関係があってもないとされた事例もあるんじゃないかとは思っていますが…。ただ、私のように感覚的に仮説として語るのと、証拠や再現性があって断定するのとでは、言葉の重みが全く異なりますので。現時点では、公式見解として「因果関係は不明」とするしかありませんし、深刻な副反応が出る人がごく少数派である以上、政府の立場としては、ワクチンを推奨せざるを得ないというところだと思います。

ワクチンの接種後には副反応を生じることがあり、副反応をなくすことは困難です。接種によって得られる利益と、副反応などのリスクを比較して接種の是非を判断する必要があります。

新型コロナワクチンの副反応疑い報告について(厚労省HP)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_hukuhannou-utagai-houkoku.html

ともあれ、木下選手のニュースを見て以来、これまで以上に「何がなんでも国産ワクチンの治験に参加したい」「治験に外れた場合も集団接種会場ではなく、内科のクリニックで接種したい」という思いが強くなったのは確かです。


ここからは余談ですが、その頃、私が住んでいる自治体で、クリニックでのワクチン予約ができるサービスも開始されました。予約枠さえ空いていれば希望するクリニックで、好きな日時にワクチンが受けられるというものです。

美容外科や泌尿器科、皮膚科といった内科以外のクリニックも含まれていましたが、内科のクリニックもありました。このシステムを使えば、かかりつけ医のない健康な人でも、好きなクリニックで、待たずにワクチンを接種できるようになりました。予約時にLINEを使うので、スマホ保持者限定の行政サービスとはなりますが、もはやスマホの保持者は全人口の8割に相当(参照:総務省「令和3年情報通信白書」)するので、市も思い切って導入を決めたのでしょう。

他にも集団接種会場が増設され、予約なしで接種できる会場が我が家から徒歩10分のところにできるなど、時間の経過とともにワクチン接種の環境が整っていきました。


⑫ ワクチン2回接種した人たちの中から感染者が出始めた

ワクチンを2回接種した人が感染する「ブレイクスルー感染」が急激に増えたのも、同じく8月に入ってからのことだったと記憶しています。確認のため調べたところ(↓ 最近の記事ですが)急増したのは7月以降だったようです。

<参考>

「なんだ、2回接種しても罹る時は罹るんだ」というのがその時の正直な気持ちでした。

喜ぶべきかどうかは分かりませんが、ブレイクスルー感染が急増したことをきっかけに取引先からの風当たり(ワクハラ)も少し弱まりました。「ワクチン2回打っても罹るみたいですね~」は、対ワクハラには効果的でした。「PCR検査で陰性でした」と併せることで、取材にも行けるようになりました。

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