〜可能性を引き上げる〜
11.22 高学年トレーニング
1年前は、3週間ほど1人でトレーニングをしていました。
彼がシュートやドリブル、体幹など黙々と頑張る姿は今も忘れません。
現在は、クリアランスやコーナーキックなどの戦術トレーニングが、できるほどの人数が集まり、戦術メモリーを増やす日々です。
保護者の皆様や選手の頑張りのおかげです。いつも本当にありがとうございます。
【可能性を引き上げる】
コーナーキック、キックインなど、ゴールを奪うチャンスがあるところのリスタートは、戦術を用いてゴールを狙います。
今のところ、戦術は1つです。その1つの戦術にオプションを加えています。
例えば、コーナーキック。横に3人が並び、1人、2人と走り出します。1人目はセカンドポスト(ファーポスト)へ。2人目は、3人目の人(シューター)がシュートを打ちやすいように、相手DFをブロックしに行きます(シュートアングルを広げます)そして、3人目がキッカーからパスをもらいシュートを打つために走り出します。
キッカー以外の人は自分の役割を果たすために、タイミングよく走り出さないといけません(4秒ルールのため、これが結構難しいです)
相手DFは1度この動きをされると、マンマークに変えたりパスコースを変えたりと守り方に変化を加えてきます。
守り方が変わると、キッカーや中にいる2人(1人目に動く選手と2人目に動く選手)は、3人目の選手がシュートを打ちやすいように動きを変える必要があります。もしくは、自分がシュートを打ちに行くような動きをする場合も考えないといけません。
そして、その動きをキッカーはギリギリまで観て、誰にパスをするのか決断します。
要するに、全員が相手DFを観て動きやプレーを選択します。
同じ初期配置から動き出しますが、相手DFの守り方を観ながら、全員がゴールの【可能性を引き上げる】にはどうすれば良いのか考えないといけません。
ゴールへの【可能性を引き上げる】ことは、選手の頭の中の「認知ー決断ー実行」にアプローチしています。
パターンのようなコーナーキックの戦術も、ゴールを決めるには【相手DFを観る】から始まります。
戦術メモリーを増やし、自分のものにしていきましょう。
継続、チャレンジ。