見出し画像

コロナ禍と喫煙

このコロナ禍でテレワークの機会が増えたせいか、喫煙量も確実に増えているような気がする。家に居る時間が長いから暇さえあれば喫煙タイム。さらに会社とは違って無駄にダラダラと“ながらタバコ”もできてしまう。
喫煙者はコロナに感染すると危ないと言われているのに、コロナの影響が逆に喫煙量を増やす結果になっているなんて皮肉な話だ。
勿論、自分の心掛け次第と言われてしまえばその通りだが、喫煙している人間が自分を律することなんてできるはずもない。とことん自分に甘い。

しかも毎月タバコ屋に通うのも面倒だから、最近は少し多めにシャグを買い溜めしているはずなのに購入スパンが今までと余り変わらない。自分の中では1ヶ月半から2ヶ月は保つ予定なんだけど。ストックがあるという心の余裕が逆に作用しているのか、消費スピードが加速しているような気さえする。
市販の紙巻きタバコからシャグに移行してからはひと月¥4,000-前後で節約できていると思っていたのに、最近ではタバコ代の平均が1.5倍以上に増えてきている。数字としても増加しているので明らかに喫煙量が増えている証拠だろう。

ヴェポライザーでの喫煙に変わってから室内での喫煙に罪悪感が薄くなってきたことも要因の一つだと思う。
少し手を伸ばせばその場でそのままタバコが吸える。以前のようにわざわざベランダ等の屋外に出る手間がない。寒さ暑さに関係なくずっと喫煙できる環境が良くない。
ちゃんと頭では分かっているのについついタバコに手が伸びてしまう。そしてタバコを吸いながら「節煙しないといけないなぁ」なんて考えている。喫煙者の悲しい性。

悲しいと言えば、コロナ禍になってからタバコ屋に入る時、いつも脳内では被害妄想が拡がって、無駄に周りの目が気になってしまう。道行く人達が「コロナなのにタバコを吸うの?」そう後ろ指を指しているような気がする。とっくに二十歳を過ぎた大人で何も悪いことをしているわけでもないのに、世間の嫌煙風潮も相まってタバコ屋の扉が重く感じてしまう。誰も他人のことなんて何も気にしていないだろうけど、何となく後ろめたさを感じてしまう自分の小心者加減が悲しい。

去年の春頃、喫煙者のリスクが話題になっていた時に、タバコのニコチンか何かの成分がコロナウイルスを包んで封じ込めるから喫煙者はコロナに罹りにくいなんて論文も発表されていた。専門家ではないので論文の真偽は分からないから完全なデマとは言い切れないけど、どう考えても嘘みたいな怪しい噂がネットニュースに出るなんて不思議な世の中だ。実際のところはどうなのだろう?

また近い内に新銘柄のシャグも続々と発売されるらしいし、なかなか喫煙量を減らすのは難しい。早く新商品を試したくてウズウズして仕方がない。コロナ禍だとかコロナ後だとか関係なく完全に病気だ。決してニコチン依存のせいではない、喫煙欲求は単純に自分の趣味嗜好的な興味である…と自分では思い込んでいる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?