免許をゆろう・完結編

MT免許を取得した。
見てくれは藤子・F・不二雄系の作画なのに、
MT免許。しかも、ウイスキーはロック。
焼酎は水割り。キンミヤ焼酎に限る。

脳内にくるりの「ハイウェイ」を流しながら
6月末に入校手続きを済ませ・
12月末に取得なので、ちょうど半年ほど。
とはいえ、通いはじめたのは8月末から。
学科教習にさえ胸を躍らせた。
仮免の時に
坂道発進エンスト×4をやらかして、
そのまま変なテンションで"推し"に
はじめてお会いしに行ってしまって
くっそ空回りして自戒の念に駆られたのも
もはや遠い過去のよう(若干トラウマ…)。
んまぁ、特段つまづいたのは仮免の実技だけで
あとは意外とすんなりいけたなぁ、思えば。
寝坊による予約キャンセルで
トータル6,600円スったのは
とてつもなく痛いけど。
にしても、
田畑智子と貫地谷しほりを
足して2で割った感じの
色白もっちもち人妻メガネ教官と
morgen似のギャル教官、かわいかったなぁ…。
卒業間際の頃に
何度か当たった推定アラサーのイケメン教官に
校内でダル絡みされた時は、
上手く返せなかったものの
『ここに馴染めてきたんだな…』と
感慨深さを覚えたと同時に寂しささえ感じた。

卒業試験の路上は
とてつもなく危なっかしかった。
若干坂になっている交差点で
坂道発進を派手に失敗し、
エンストしてモタついている時に
後続のガラの悪いミニバンからの
クラクション連打&無理やりな追い越しで
心折れかけたものの、
車校内での縦列駐車は完璧で、なんとか。
そして、同日、
久しく会ってなかった中学時代の同級生
(昔属していたグループの一員)も卒業していて、
車校の外へ出た際に
話しかけてみたところ、そこそこ会話も弾み、
温泉旅行に誘われた(話進んでないけど)。

それから一ヶ月経って受けた
昨日の学科試験は一発合格で一安心。えらい。
あまりにもえらすぎて
ビエネッタ2個も買ってあげた、自分に。
つってもまあ、
大学はFランしか受からなかったのにな。
殺してくれよ、もう。頼むから。

高校時代大好きだったあの娘の
ホームタウンからバスに乗って
わりとギリギリな時間に試験場へ向かったが、
思いのほか余裕だった。
平成初期を感じさせる造りの建物。
内装は妙な彩度の低さ。
免許証発行料の端数・50円をつくるために
食堂で注文した中華そばが
ちょうど食いたかった味で、妙に沁みた。
試験直前の休み時間、爆睡してしまって
『こぉれ大丈夫か?』と不安に思ったものの、
YouTubeにあったひっかけ問題集を
前日から繰り返し観ていた甲斐もあってか、
大部分はすんなり。
しかし、想像以上に二輪車関連の問題が多く、
半分運任せだった。
受験者の大半が試験を終わらせて
続々と退席する中であっても、
試験終了ギリギリまで
吟味と見直しを繰り返した。
それで掴んでみせた一発合格は、
『自分は慎重に吟味と見直しを重ねて
 成し遂げるべきタイプの人間だ』と
証明したようにも思えた。22歳にして。
おせぇっつーの。後悔先に立たず。

そして、免許証発行といえば…写真ですよ。
そんな時に限って、
鼻先に赤いニキビ・まぶたに傷跡…
コンシーラーも失くして落胆していたものの、
もらいものの眉毛パウダーの
いちばん薄い色がものすごく肌に馴染んで、
危機回避…と思いきや、
数日前に衝動的に切ってしまった髪が
全然うまく決まらない。
んで、分けた前髪がバグって
最悪の写真になってしまった。。。
25歳までこれかよ。。。ほんとに嫌だ。
とはいえ、ポジティブな言い方をしたら、
25歳まで生きる理由がひとつ出来た。
そんでもって、25歳になる頃には
今の比にならんほどにカッコいい人間に
なっておこうっつー目標も出来た。
是が非でも、
25歳になる頃には
なりたい自分になっておきたいなぁ。。。

いやぁ〜、33万の30回払いが苦しい。

いいなと思ったら応援しよう!