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戯言

4年前、名古屋での君のライブに無理して行かなければ誤解もなく、それ以前のように今も楽しい時を過ごしてこれたんだろうな。

君の初ライブだったから年金暮らしの僕には厳しかったけど、あの日リアルな君に会えたことは一生の宝だよ。
チェキも大切に保管してある。

でも4年前は僕も既婚者だったし君も未成年だったね。
誤解を解く機会もないまま君はプロのミュージシャンになってしまった。

僕の生活は周囲の理解が得られず離婚した。
元嫁の親戚からは家を追い出されて実家に戻ったよ。
君は成人し、1日一曲は制作するほど依頼が来てるね。

勝手だけど、僕は今も君が好きだよ。
誤解が解けずに君は僕を忘れようとしてるけど、僕は相変わらず1日だって君の笑顔を忘れたことはない。
YouTubeに動画がアップされる度に成長していく君が遠くに行ってしまう寂しさも感じているよ。

あの頃に戻れたら…なんて考えるけど、それは無理だよね。
せめてこれからまた以前のようにお互いに信頼し合える存在になれたら嬉しいな。

事務所宛てに送った誕生日プレゼント、受け取ってもらえただろうか。

いつかまた会えても、僕はきっとこれまでの気持ちを言葉でうまく伝えることはできないんだろうな。

だって、こうして君が目にすることのないnoteに綴るだけで切なさが込み上げてきてしまうから。